眼精疲労が不眠症に繋がる?睡眼と自律神経の関係について徹底解説!

1日の疲れを回復する、あたたかい布団。睡眠の空間は一番安心し、ゆっくりできる時間ではないでしょうか。疲れていてもぐっすり眠ることで、翌日スッキリと起き、また新たな1日を迎えることができます。睡眠は、人々の生活の中でもっとも幸せな時間のうちの一つですよね。しかし、眠たいのに、眠れない…といった経験はありませんか?夜型だからとついつい寝る間を惜しんで活動してしまう、悩みごとについて考えているとなかなか寝られない…なんてこと、この記事を読まれている方ならきっと一度はあるはずです。アロマを焚いたり、読書したり、寝酒をしたりと睡眠に導入するための方法は確かにありますが、なかなか毎日実行するのは難しい場合もあるかもしれません。実際に、眠れずに朝を迎えてしまった、という経験をした方も中にはおられるのではないでしょうか。そう、日本には今20%の方が不眠症に悩まされているといったデータもあるほど、睡眠障害に悩んでいる方が多いのです。不眠が続いてしまうと体力がなくなるだけでなく、イライラしてパフォーマンスが低下してしまったり、人間関係が悪化してしまったり、それによってストレスも増加してしまうなど、いいことがありません。そこで、今回は眼精疲労による不眠についてご紹介します。眼精疲労はストレスだけでなく目の使いすぎ環境などあらゆる障害から引き起こり、様々な悪影響を及ぼしてしまうものなのです。あなたのその不眠のお悩みも、実は眼精疲労によるものかもしれません。自分はそういう性質なんだと諦めてしまう前に。しっかりと原因を知り、自分に合った方法を行っていくことが大切です。

少し心持ちを変えたり、習慣を変える方法で改善する可能性も十分にありますので、是非この記事をお読みになって試してみてください。きっと今までの悩みを忘れてぐっすり眠れますよ。

 

1.眼精疲労の症状

まず、眼精疲労の症状にはどういったものがあるのかご説明します。

【1-1.目に発症する症状】

まずは目にあらわれる症状です。代表的なのはかすみ目・疲れ目・まぶたの重さ・目のかゆみ・乾燥・涙どです。悪化すると目の痛み・まぶしさ・目やになどがあらわれます。

【1-2.体に発症する症状】

眼精疲労の症状は目だけにとどまりません。悪化すると体調不良にも繋がります。眼精疲労の体にあらわれる症状は、主に肩こり・腰痛・頭痛・めまい・吐き気などが挙げられます。ひどくなると全身の倦怠感やうつなどにも繋がっていくので早期治療が必要です。

 

2.眼精疲労はなぜ起こるのか?

つづいて眼精疲労が起きる原因についてご紹介します。

【2-1.目の使いすぎ】

多くの人が目の使いすぎによって眼精疲労を発症しています。目の使い過ぎというのは、一点を集中して見続けていることや、ブルーライトの出る電子機器に常にさらされている状況を指します。目は一点を集中して見続けることで特定の筋肉が酷使され、目に疲労が溜まります。さらにブルーライトは非常に強い光でもあるので、見続けることで目にダメージを蓄積させます。これらが同時に起こるとさらに眼精疲労は発生しやすくなります。

【2-2.目の疾患】

目そのものの疾患が眼精疲労を招くことも少なくありません。というのも、見え方が悪いと目は通常以上にものを見ようと筋肉を酷使します。これにより、必要以上に筋肉が疲労してしまうのです。例えば老眼や斜視、乱視などといった症状も、疾患とまではいきませんがこれに該当します。その他には緑内障や白内障などの目の病気もこれに該当します。

【2-3.目を取り巻く環境】

目の使い方に問題がなくても、環境が悪ければ眼精疲労は起きやすくなります。例えば、眼鏡やコンタクトの度はこまめに合わせていますか?少し度が進んで見えにくくなっているのを放置してはいませんか?こういった見えにくさを作っている環境も眼精疲労の原因です。また、乾燥していたり煙草の煙が蔓延していたりといった周囲の環境も、目にダメージを与えます。

【2-4.ストレス】

精神的なストレスが眼精疲労

を引き起こすこともあります。ストレスは目だけでなくあらゆる体の部位悪影響を及ぼすとされており、体調不良の大きな原因ともなります。ストレスで眼精疲労が発生すると目のかすみなどが起こります。そしてその不快感がさらにストレスとなり、症状を悪化させる悪循環に陥るので注意が必要です。ストレスはためずに適宜発散しましょう。

3.不眠症はなぜ起こるのか?

続いて不眠症が起きる原因について見ていきましょう。

【3-1.生理現象】

まず一つ目に上げられるのは生理現象としての不眠です。具体的には、正常な夜に寝て朝起きるというリズムがやむを得ず崩れてしまった場合です。この時には体内時計がくるってしまい、眠るタイミングが分からなくなってしまう場合があります。例えば、長距離の旅行で時差ボケをした場合や、週に何回かの夜勤が入る場合、もしくは入院などもこの生理現象が原因の不眠症を引き起こします。

【3-2.身体的な疾患】

人間の睡眠は、あらゆる器官が関係しています。中でも神経と睡眠は現在も分かっていないことが多いほど、複雑に関与し合っているのです。そんな睡眠に関係している身体の一部が病などで侵されることにより、睡眠にも支障を来たす場合があります。これが身体的な疾患が原因の不眠です。具体的には中枢神経疾患や呼吸器疾患・循環器疾患などといった疾患が挙げられます。睡眠障害だけでなくあらゆる二次障害にもつながりかねないこういった疾患は、早めに医師に相談し、治療しましょう。

【3-3.精神的な疾患】

このタイプの不眠は主に精神疾患が引き起こす不眠症です。具体的にはうつや統合失調症などといった心の病とされるような病気を挙げることが出来ます。睡眠は心とも非常に密接に関係しており、心身ともに健康でないと十分な睡眠も取れなくなってしまうのです。こういった不眠症を改善するにはうつ病などの、不眠の原因となっている疾患をまず治療することが大切です。

【3-4.ストレス】

精神疾患とは行かないまでも、強いストレスを感じる場合でも不眠症を引き起こすケースがあります。「夜も不安で眠れない」という言葉がありますが、人間の体はまさにそのように出来ています。何か悲しいことや怖かったこと、不安で仕方ないことが胸に渦巻いていると、眠ることなどそっちのけになってしまいます。過去の恐怖体験などを思い出してしまうのもこれに当たります。嫌なことは出来るだけ悶々と考えずに、「寝て忘れよう」といった前向きな気持ちで対処することが重要です。

【3-5.薬による副作用】

精神を興奮させて不眠症を引き起こしてしまう薬が中にはあります。例えばうつ症状などに使う向精神薬、降圧剤、インターフェロンなどです。こういった薬を飲むだけで、本来眠れていた人が不眠症に陥ってしまうという場合もあります。もし医師からの処方薬でそういった副作用がひどい場合には、早急に主治医に相談して下さい。また、アルコールにも精神を興奮させて眠りを浅くする作用があります。寝酒といったりもしますが、大量に飲むと逆効果ですので注意しましょう。

 

4.眼精疲労と不眠症の関係

それではここから眼精疲労と不眠症が、どのような共通点によって発症するのかご説明していきます。

【4-1.強いストレスが原因の場合】

眼精疲労と不眠症が併発する共通の原因としてまず挙げられるのは、強いストレスです。先ほどそれぞれの症状の原因として挙げたストレスですが、ストレス症状としてどちらか一方のみが現れるということはありません深刻なストレス症状であればあるほど、体調の様々な部分で不調を来たします。ストレスが原因の眼精疲労は目がかすむ、目の奥が痛むなどといった症状が特徴的です。

【4-2.自律神経の乱れが原因の場合】

もう一つの共通点として、自律神経の乱れが挙げられます。これは眼精疲労の原因として紹介した所の「目の使い過ぎ」、「不眠症のあらゆる原因」に共通する症状です。自立神経にはそもそも交感神経と副交感神経の2種類が存在し、興奮状態の時に活性化するのが交感神経、リラックス時に活性化するのが副交感神経です。これらがバランスを取り合って私たちの体は調子をコントロールしています。目を酷使して長時間ブルーライトを至近距離で浴びていることにより、交感神経が活性化します。その影響で睡眠の導入時などに必要な副交感神経が活性化できなくなるのです。これによりいつまでも眠りにつけず、目も体も休めないため回復も出来ないという悪循環に陥ってしまいます。

5.眼精疲労と不眠症を治すには

それでは、眼精疲労と併発してしまった不眠症を治すにはどのようにしたらよいのでしょうか。効果的な対策についてご紹介します。

【5-1.夜遅くまで画面を見ない】

何といっても大切なのは、眼精疲労を根本から治すことです。それには辛い眼精疲労を生み出してしまった生活習慣を見直すことがまず先決と言えます。眼精疲労と不眠症が同時に発症するのには、ブルーライトを至近距離で浴びることにより目の交感神経が常に優位になっていることが原因でした。通常、夜遅い時間になると眠気を誘う副交感神経が優位になります。それがブルーライトのせいで妨げられているので、それをやめれば良いのです。一般的には眠る3時間前以降はスマホやパソコンをしない、というのが理想的だそうです。

【5-2.電子機器を使う時には適宜休憩を】

昼間であれ、常に目の筋肉が酷使され続けている状況は好ましくありません。これも同様に交感神経をどんどん優位にさせる原因の一つです。そのため、たとえ仕事でパソコンを使わざるを得ない場面でも、少しで良いので休憩を取りましょう。デスクから離れなくても、パソコンから目をそらして遠くを見つめるだけでも構いません。至近距離でブルーライトを見つめる、以外の目の動きをすることが重要です。眼球を上下左右に動かすようなストレッチも、目の筋肉がほぐれ眼精疲労の緩和につながるとされています。

【5-3.目の回復に必要な栄養素を摂取する】

いくら目を休めても、ブルーライトでダメージを負った目の内部を回復させる栄養素がなくては眼精疲労もよくなりません。同時に眼精疲労が回復しなくては不眠症に改善の余地もないのです。目に良い栄養素というと、アントシアニンを想像する方が多いかと思います。ですが実はそれだけではないのです。ビタミンA目の粘膜の保護に役立ち、ビタミンB細胞の回復やエネルギー生成に関与します。βカロテンなど緑黄色野菜に含まれる成分も目には良い栄養素とされています。つまりは栄養バランスをしっかりと摂ることが体にも目にとっても重要なのです。

【5-4.無理して長時間寝ようとしない】

不眠症によくある症状として、明け方や夜中に目が覚めてしまい、寝ようと思うが眠れない、というものがあります。ただ、これに対する医師の見解としては眠れなかったら起きていていいそうです。「眠れないけど眠らなきゃ!」という思いがまたストレスになり、不眠症を悪化させるという悪循環も少なくないといいます。人間の体は本当に疲れている時にはすぐ寝てしまうように出来ているので、眠れないのであれば遅寝早起きで問題ないのです。ただし、起きたからといってその時間でさらに目を酷使するのはオススメしません。

【5-5.睡眠薬に頼らない】

不眠の薬は、かなり依存度が高いとされています。本当に深刻な不眠症で、眠らないと自殺する可能性がある、というくらいのレベルでない限り、医師は睡眠薬を処方しません。大概薬の効果に頼って、徐々に薬の量が増えていってしまうのです。そのため、極力薬は飲まないに限ります。寝たいのに眠れないのは非常に辛いことですが、先ほどご説明した通りで起きていて問題ないのです。本を読むなど、自身の落ち着く方法で時間を過ごすことを検討してみて下さい。

 

6.眼精疲労から来る不眠症は目のSOS

眼精疲労が原因となって起こる不眠症についてご説明しました。

私たちが日常的に使っている電子機器は目にとってあまり良いものではなく、長時間の作業を続けることによって目だけでなく神経にまで影響するということです。自律神経は私たちの体調や健康維持のために働く司令塔のような存在でもあります。そこがおかしくなると、あらゆる二次的な疾患が起こるケースもあります。

眼精疲労の予防が一番ですが、もし発症してしまった場合には悪化する前に生活習慣を改め、眼科へ通院することをおすすめします。大切な目はしっかりと守りましょう!

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