眼精疲労は目を温める?冷やす?より効果的な対処法を詳しくご説明します!

あなたは、目が疲れや重みを感じたとき、どういう対策を取るでしょうか?睡眠をとる、目をマッサージする、遠くを見る…など人によってその方法は様々だと思います。やはり睡眠がとれる場合は最も効果的な方法といえるのではないでしょうか。温かいアイマスクなども数多く販売されているほど、たくさんの方の目が疲れていることが分かります。ただ、点眼薬や目のストレッチなど様々な対策がある中で、ネットで調べると「目を温める」という対処法が出てきます。一方で「目を冷やすと有効」という意見も。全く真逆の方法なので、このネットの文章を読んでどちらを実践すればいいかわからなかったという方もおられるのではないでしょうか?そこで、今回は目の悩みの種類による対処法をお教えします。眼精疲労には、目を温めた方が効く悩みと、冷やした方が効く悩みの両方が存在するため、このような状況になっているのです。しっかりと違いを知ることで、あなたが眼精疲労になったとしてもどちらの方法が適しているか、きっと区別することができますよ。

ここでは、「眼精疲労には目を温める、冷やすどちらの対処法が良いのか」について詳しくご説明いたします。きっと、あなたのお悩みに合ったよりよい対処法を知ることができるはずです!

 

1.眼精疲労について

最初に眼精疲労とは何かということについてご説明します。

【1-1.眼精疲労とは】

眼精疲労は、れっきとした目の病気です。疲れ目と同じ一時的なものとも思われがちですが、実は疲れ目とは異なり目の不快感と言った症状が慢性化してしまうのが眼精疲労です。また、症状が目だけでなく肩や腰、頭など全身にわたることも眼精疲労の特徴です。

【1-2.眼精疲労の原因】

眼精疲労の原因は、ほとんどが目の酷使によるものです。特に長時間パソコンやスマホを使うことによって目の筋肉は凝り固まり、疲労が慢性化ます。その他にも元々目の見え方が悪い方や乱視持ちの方は眼精疲労になりやすい傾向にあります。度があっていないコンタクトや眼鏡も同様です。その他の原因としては空気の乾燥や煙草の煙精神的なストレスなどが挙げられます。

【1-3.眼精疲労の症状】

眼精疲労は疲れ目の症状と似ていますが、それよりも少し重症化したものです。例えば目の重み、だるさ、かすみ、しょぼしょぼするなどといった目の症状が一般的です。それが眼精疲労となり悪化すると、目の充血、痛み、まぶしさ、開けていることが困難になり、視力低下などが発生します。さらに目だけでなく、頭痛、吐き気、めまい、肩こり、ストレス、不眠症、うつなどといった身体的にも精神的にも症状が派生していくのが眼精疲労の特徴です。

【1-4.眼精疲労の危険性】

眼精疲労は上記のように症状が悪化するにつれて身体的な障害もあらわれ、症状が多様化します。そのため、あらゆる症状の対処に追われて中々根源の眼精疲労を治せなくなってしまいます。また、眼精疲労は放置されがちな病となってしまっていますが、視力は一旦低下すると元に戻すのは難しいとされており、眼精疲労を放置することの損失はかなり大きいです。

 

2.眼精疲労には目を温める?冷やす?

眼精疲労への対策として目を温める、冷やすという両方の意見がありますが、実際のところはどちらの方が効果的なのでしょうか?それぞれの根拠と共にご説明します。

【2-1.目を温める派の意見】

目を温めると良いとする方の意見では、温めることによって目の周りの筋肉がゆるみ、ほぐれる効果があるというのが最も多い主張です。確かに眼精疲労の場合は目の奥の筋肉まで凝り固まっている場合が多く、それがほぐれると筋肉の緊張がゆるみ眼精疲労の症状もやわらぐというのも頷けます。さらには温めることにはリラックス効果もあり、精神的にも安心をもたらすという点も目を温めることのメリットとされています。

【2-2.目を冷やす派の意見】

それでは目を冷やす方が効果的だとする方の意見はどうでしょうか。多くの説では目を冷やすことによって、目の炎症を鎮静化できるとしています。また、それどころか目を温める目の炎症が悪化して逆効果とする声さえあるのです。確かに眼精疲労の目は充血や痛みを伴うこともあるので、そういった炎症が起きている場合にはこの説も一理あります。

【2-3.結論】

双方の意見を見る限り、目を温めることにも冷やすことにも根拠はしっかりとありました。ですが、このように意見が分かれてしまっているのは眼精疲労の症状が多岐に渡るせいだとされています。つまり、症状によって対処法も異なるというのは当然のことなのです。単に筋肉のコリが問題なのであれば目を温めても問題ありませんが、炎症を起こしている場合には目を冷やす方が良い、ということになります。

 

3.目を温めたほうがいい眼精疲労の症状

それではここから目を温めたほうがいい症状を一つずつ見ていきましょう。

【3-1.ドライアイ】

眼精疲労の代表的な症状がこちらです。ドライアイは、目の筋肉が極度に緊張している状態が長く続くことによって涙を出す機能が低下してしまう症状です。そこで目を温めると、目の血行が促進されて滞っていた新陳代謝機能が向上します。これによって出にくくなっていたが再び目の表面をうるおし、ドライアイ改善の効果があるとされています。

【3-2.肩こり】

肩こりも、眼精疲労とは切っても切れない関係にある症状です。長時間画面を見続けることによって発症する眼精疲労の場合、必ずと言っていいほど肩こりを併発します。これは頭を下げた姿勢を長時間維持することにより、首や肩周りの筋肉に負担がかかり凝り固まってしまうことによるものです。目を温めると、目から首・肩の血行まで良くなる傾向にあります。そのおかげで固まった筋肉がほぐれ、肩こりが改善するのです。

【3-3.頭痛・めまい】

眼精疲労は頭痛やめまいも伴う場合があります。これは首や肩の血行不良により、頭に酸素が十分に運ばれていないため発症します。となると血流が改善すれば肩こり同様こちらも症状が緩和されます。目を温めることにより収縮していた血管が拡張するという効果もあり、頭への血流も改善されます。

 

4.目を温めることのその他のメリット

目を温めるのは、上記のような症状の緩和だけではありません。実はこんな隠れた効果もあるのです。

【4-1.副交感神経の活性化】

副交感神経とは、瞳孔の収縮やピントを合わせるための運動を指示するホルモンです。また、眠る時などリラックス時に優位になるホルモンでもあり、ほっとした気持ちにさせてくれます。眼精疲労になると、この副交感神経が鈍くなる傾向にあります。すると目の見え方が悪くなるほか、目が冴えて眠れないといった症状が現れます。ですが目を温めることでこの副交感神経が刺激され、活性化します。これにより目の機能が向上し、心が落ち着くという効果もあります。

【4-2.メラトニンの分泌】

メラトニンは夜の暗い時に脳で作られる成分で、私たちを快眠へ導いてくれます。目をつむって温めることによって目に入る光が遮断され、メラトニンが血圧や体温・ブドウ糖値を調節してくれるのです。これによりしっかりと熟睡することができ、朝はシャキッと目覚めることが出来るようになります。

【4-3.心身のリフレッシュ】

副交感神経が優位になり、さらにメラトニンも十分に分泌されることによって視界も良好睡眠の質も上がるため心身ともにリフレッシュできます。睡眠をしっかりとることは、身体の休息だけでなく精神的にも非常に良い効果があるとされています。視界がぼやけていたり不眠を伴う眼精疲労の場合にも目を温めるのは効果的と言えます。

5.目の温め方

それではここから、眼精疲労に効果的な目の温め方についてご紹介していきます。

【5-1.蒸しタオル】

目の周りだけを手軽に温めるには蒸しタオルが効率的です。家庭用電子レンジで500Wに設定し、濡らしたタオルを約1分間チンするだけ。40度程度の少し熱いくらいが血行改善にも効果的とされています。もし熱いと感じた場合はお好みの温度まで少し時間をおいて冷ましても良いでしょう。それをまぶたの上にそっと置いて約5分かけて温めましょう。

【5-2.温シャワー】

つづいてはお風呂のついでに実践できる温シャワーです。過去の研究結果により、シャワーは42度設定最も眼精疲労の改善効果があったとされています。方法は目をつむり、上記温度のシャワーを目の周りにまんべんなく当てるだけです。水勢はやさしく、痛くない程度にするのがおすすめです。時間は気持ちがいい程度でOKです。また、湯船にしっかりと浸かることで目だけでなく肩などのコリもほぐれるので時間のある方は実践してみて下さい。

【5-3.既製品のホットアイマスク】

アイマスク形式で、目に乗せると温感効果もある商品が多く発売されています。いつでもどこでも持ち歩いて使用できるお手軽さがこの商品のメリットです。各社からいくつかのタイプが開発されていますが、どれが最も効果的かというほどの差はありません。また、相場は1枚計算で70~80円相当とされています。

 

6.目を冷やした方がいい眼精疲労の症状

続いては目を冷やした方が良いとされる眼精疲労の症状を見ていきましょう。

【6-1.目の充血】

目が充血している場合、目を温めるのは避けましょう。目が充血してしまうのは、何らかの理由により目の中の血管が拡張してしまうことが原因です。そんな時に目を温めると、さらに血管が拡張して充血は悪化してしまいます。目を冷やすのが充血に効果的なのは、血管を収縮させ、元の状態に戻すことが出来るからなのです。

【6-2.目の炎症】

眼精疲労により、目が炎症を起こすことがあります。例えば目の痛みや涙通常よりも多く出るような場合です。この場合も血管が開くことで血流がよくなり、余計に炎症を助長してしまうので、目を冷やすのが効果的とされています。

7.目を冷やすことのその他のメリット

目を冷やすことは、眼精疲労の症状以外にも効果がある場合があります。

【7-1.温冷の反動で血液の循環を促す】

ただ冷やすだけでなく、温めてから目を冷やすと急激な温度変化が起きるため目の中の血行がかえってよくなる場合があります。これは先ほどご紹介した充血や炎症の場合には逆効果となってしまいますが、冷やすことによって目の血行がよくなり、心地よく感じる方もいます。

【7-2.細菌感染性の炎症にも効果的】

結膜炎や、涙嚢炎などといった細菌性の感染症の場合にも、目を冷やすのは効果的です。もちろんそのような炎症が出た場合にはすぐにでも眼科へ受診に行くことをおすすめしますが、辛い炎症の応急処置としては効果があります。ただし使用したタオルの細菌などから感染する可能性があるので、取り扱いには十分注意しましょう。

 

8.目の冷やし方

最後に目の正しい冷やし方についてご紹介します。

【8-1.冷やしタオル】

一番オーソドックスなのは冷蔵庫で冷やしたタオルを目に当てることです。まれに、暑い日などに飲食店のおしぼりを顔に当てる人がいますが、雑菌などの危険性を考慮しておしぼりでは行わないようにしましょう。清潔なタオルを水に濡らし、冷蔵庫でしばらく冷やすだけです。普通のタオルで保冷剤をまいたものを使用するのもアリでしょう。

【8-2.過度な冷却には注意】

目を冷やす際に怖いのは過度な冷却です。目の痛みやかゆみがすこしおさまる程度で冷却は終了してOKです。あまり冷やしすぎると血行不良が起き、別の症状に繋がってしまう可能性がありますので注意しましょう。

 

9.眼精疲労の症状に応じて対処法を変えましょう!

いかがだったでしょうか。眼精疲労には、目を温める対処冷やす対処のどちらも有効な場合がありました。どちらの方法をとるかは、症状次第で変わるということになります。

みなさんも、眼精疲労の症状がある場合はその時々に応じて適切な対処で眼精疲労を打破しましょう!

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