右側の偏頭痛に何か意味はあるの?偏頭痛と危険な病の見分け方を詳しくご紹介します!

あなたは偏頭痛に普段悩まされていますか?現在日本には非常に多くの偏頭痛持ちの方がいるとされています。しかし、たまに頭痛に悩まされているという自覚のある方も、これが偏頭痛であるという認識はあまり持たれていないのではないでしょうか?頭痛にイライラせず、症状を緩和することができるととても理想ですよね。ここでは、そんな偏頭痛の中でも、右側の頭が痛む状態についてお話していきます。皆さんもご存知の通り、偏頭痛は「偏った頭痛」と書きます。その症状も名前の通りに頭のどこか一部、もしくは片側が痛むというものです。偏頭痛は天候、気圧などに左右されるだけでなく精神的ストレスなどによっても引き起こされます。偏頭痛が起きるとイライラしたり、むかつきや吐き気・めまいなど伴う場合もあったり、長く持続しているとその間ずっと痛みがありつらいですよね。また一度慢性化すると治りにくく、上手く付き合っていかなければならない頭痛の一つでもあるのです。慢性化してしまうと痛むにもかかわらずその痛みに慣れてしまい、なかなか注意して偏頭痛と向き合わなくなりがちですが、実は右側が痛む偏頭痛他の危険な病である可能性があります。あなたがたまに偏頭痛に悩んでいる方であれば、ぜひこの記事をご参考に右側、左側どちらに痛みを感じているのか意識して確認してみてくださいね。場合によってはすぐに病院で診察を受ける必要があるかもしれません。

今回はそんな危険な頭痛と通常の偏頭痛の見分け方や、考えられる偏頭痛以外の病名についてご紹介していきます。ご自分の頭痛のお悩みにしっかりと向き合い、適切な対処をとってくださいね。根本から解決していくことであなたの偏頭痛がきっと以前より楽になるはずです。

 

1.偏頭痛のしくみ

まずは偏頭痛が起きる仕組みについて見ていきましょう。

【1-1.頭の血管が収縮・拡張する】

現在、基本的には頭の血管が拡張することによって起きるという説が有力です。遺伝といった先天的な原因についても考えられてはいますが、一般的な説としては血管の拡張によるものということのようです。血管が拡張すると通常よりも血流が良くなり、それによって偏頭痛が起きるというメカニズムが1つの説です。もしくは意図せず血管が拡張して脳がそれを異常として感知し、偏頭痛となるといった仕組みが分かっています。それではなぜ血管が拡張するのか、現在提唱されている説では大きく次の2つに分かれます。

【1-2.三叉神経が刺激される】

一つ目は三叉神経が刺激されることによって血管が拡張するという説です。三叉神経は、丁度私たちの顔を覆うように張り巡らされている神経の一つです。つまりおでこからあご先までを大きく覆っています。そのため、目や鼻、口などといった感覚器官に何か炎症や刺激が起きると、三叉神経はすぐに反応します。そして異常ととらえるとそれを脳へと伝達し、血管を拡張させる作用があるのです。

【1-3.セロトニンが放出される】

もう一つの説はセロトニンが放出されることによって血管が拡張するという説です。セロトニンとは、あらゆるストレスを感知したときに放出されるホルモン物質です。基本的にセロトニンは血管を急激に収縮させる作用があります。ですがこのセロトニンはストレスからの回復と共に代謝され、体外に排出されていきます。その過程で収縮された血管が元に戻ることで結果的に拡張し、偏頭痛が起こるというものです。

 

2.偏頭痛の特徴

それではここからは偏頭痛の特徴について見ていきましょう。普通の偏頭痛の特徴を知ることは、危険な頭痛を見分けるための第一歩となります。既につらい偏頭痛と付き合っている方も是非この機会に再確認してみてください。

【2-1.偏頭痛の原因】

偏頭痛の原因となるものは多種多様です。例えば、不安や悩み、過度の緊張などといった精神的ストレスによって偏頭痛は発症します。それだけではなく、日々の生活習慣が乱れがちな時にも偏頭痛は発症しやすくなるとのデータもあります。睡眠・食事・運動などのバランスが崩れるだけでも偏頭痛は起きてしまうのです。また、天気や気圧などといった天候や、煙草の煙などの化学的な成分によって発症する人も中にはいます。女性の場合はホルモンバランスの変化によって偏頭痛を発症することも多くあります。

【2-2.偏頭痛の痛み】

偏頭痛の痛みはよく「脈打つような痛み」と表現されます。頭の一部がうずくようなズキズキとした痛みが特徴です。この痛みには強弱があり、弱くなったり強くなったりを繰り返します。ですが基本的には安静にしていれば徐々に収まるものであり、突発的に耐えがたい痛みが出るというものではありません

【2-3.偏頭痛で痛む場所】

偏頭痛は、頭の片側、もしくは一部が痛むのが特徴です。の場合もあれば後頭部の一部、というケースもあります。また毎回同じ場所というわけでもなく時により右だったり左だったりもします。そのため、偏頭痛の場所が変わったからと言って一概に危険な頭痛と判断は出来ません。その他の症状や、特徴を加味した上で通常の偏頭痛と違うということを見分ける必要があります。

【2-4.偏頭痛の継続時間】

偏頭痛は一回発症すると4時間~数日間継続するとされています。他の頭痛と比較すると、「緊張型頭痛」は継続時間がまちまちで「群発性頭痛」は症状が出る期間は毎日発症するなど、それぞれの特徴があります。これを見ると偏頭痛は頭痛の中でも継続する時間が比較的長く、しつこい頭痛の一種といえます。そして症状が継続している間も、痛みが弱まったり強まったりします。

【2-5.偏頭痛の前兆】

偏頭痛には前兆となる症状がある場合があります。もちろん全く前兆なく痛みを感じる人もいますが、全体の約4割に前兆症状がみられるとされています。具体的には視界の中で光が点滅しているように見える、もしくは些細な音や匂いに敏感になる、といった感覚的な症状がまず一つ目です。二つ目は激しい肩こりや肩から首の痛み、生あくびなどといった身体的な症状です。

【2-6.偏頭痛に伴う症状】

偏頭痛は一度発症すると、頭痛だけでなく別の症状を伴う場合があります。例えばむかつきや吐き気、めまいなどが一般的です。頭が痛いのと気持ちが悪いという症状が同時に出る人は比較的多いとされています。さらに、先ほど偏頭痛の前兆として紹介した光の点滅が見える視覚の異常や、匂いや音への過敏反応などがずっと続く場合もあります。また、人によっては耳鳴りが止まらなくなることもあるようです。

3.危険な病と偏頭痛の見分け方

それではここから、普段の偏頭痛とそうでない危険な頭痛どうやって見分けるのかということについてご紹介していきたいと思います。少しでもおかしいなと思った場合にはこれからご説明するポイントをチェックしてみてください。

【3-1.いつもの頭痛と違う】

偏頭痛多くの人が慢性化した状態で付き合っている病です。そのため、偏頭痛の症状に慣れている人が多いとされています。もし普段の偏頭痛、と言えるほど偏頭痛の痛みを把握している場合にはいつもの頭痛と比較してみて下さい。痛みの種類がズキズキではなくキリキリに変わった、もしくは脈打つようないつもの痛みではなく刺すような痛みがずっと続くなどといった場合は偏頭痛ではない可能性があります。

【3-2.耐えられないような痛み】

普段のような対応をしても全く痛みの治まる気配がない場合や、経験したことのないような激しい痛みが襲ってきた場合、偏頭痛ではない可能性があります。特に立っていられないような激しい痛みバットで殴られたような痛みの場合は危険な症状である可能性が大きいです。無理せずすぐに病院に行きましょう。また、危険な頭痛の場合は早急な治療がカギとなるので我慢は禁物です。

【3-3.吐き気や嘔吐を伴う】

通常の偏頭痛で吐き気を伴う人も多いですが、何の突拍子もなく急に激しく嘔吐してしまう場合などは非常に危険です。また、普段の偏頭痛よりも吐き気が激しかったり、足元がおぼつかずふらふらしてしまうような場合は脳に何かしらの問題がある可能性もあります。めまいが全く収まらない場合も同様です。

【3-4.高熱が出ている】

38度以上の高熱と激しい頭痛を併発している場合も同様です。また、風邪やインフルエンザのように咳やのどの痛み鼻水等の症状がないにも関わらず高熱と頭痛だけが続いているという状況は非常に危険です。熱が出るということは体からのSOSでもあるので、症状が悪化してしまう前にすぐ病院へ受診することをおすすめします。

【3-5.手足の痺れや麻痺が起きる】

手足がしびれたり片側の麻痺が起きるなどといった症状も非常に危険です。体が言うことをきかないということは脳に何らかの異常が起きて正常な信号を出せなくなっているという状態です。特に脳梗塞や脳出血の場合に多くあります。また、手足がしびれるまで行かなくても急に手の力が抜けて物をつかめないなどの症状も同様です。すぐに病院へ行くことをおすすめします。

【3-6.ろれつが回らない】

手足の麻痺と同様にろれつが回らなくなってしまう場合もあります。ここまで来ると自分でなんとかしようと思う方の方が少ないとは思いますが、我慢せずにすぐに病院での治療をすることをおすすめします。

4.右側の偏頭痛で考えられる疾患

ここまで危険な頭痛と偏頭痛の違いについてご紹介してきました。最後に、右側の頭痛があった場合に考えられる疾患とその特徴についてご説明します。また、あくまでこれらは一例ですのでしっかりと病院での診断をしてもらうようにしてください。

【4-1.帯状疱疹】

過去にみずぼうそうになったことがある人に起きる疾患です。体内のウイルスが何かの拍子に活性化し、体に発疹のようなプツプツとしたものが出来る病です。もちろんこの場合は発疹とそのかゆみで判断できますが、痛みが強い場合は偏頭痛のような頭痛を発症することもあるので間違えやすいとされています。

【4-2.髄膜炎】

髄膜炎は、髄膜もしくは髄液と呼ばれる部位が何らかの細菌に感染することで炎症を起こし、発症する病です。髄膜や髄液とは脳や脊髄を守っている部位のことです。髄膜炎の場合は首の痛み、吐き気、発熱、痙攣などといった症状が出ます。ひどくなると意識がもうろうとしてしまうこともあります。特に発熱や痙攣は偏頭痛にはない症状なのですぐに病院へ行きましょう。

【4-3.もやもや病】

もやもや病とは内頚動脈が狭くなり血行が悪くなる病です。悪化すると梗塞などの疾患に発展することもあります。最初はただ血流が悪いだけなので偏頭痛と似たような症状が出るのが特徴です。ですが進行していくとものにつまずきやすくなったり手足がしびれやすくなったりするなどといった症状が徐々に出ます。そういったサイン見逃さないようにチェックしましょう。

【4-4.脳血管障害】

脳血管障害とは、脳の血管が詰まる脳梗塞や、血管が破れる脳出血などの血管障害を総称した疾患のことです。脳出血障害の場合は通常の偏頭痛よりも激しい頭痛が出るのが特徴です。立っていられない、耐えがたいレベルの頭痛を感じた場合は脳血管障害の疑いがあります。また、頭痛に伴う症状としては突発的な嘔吐や手足の痺れ・麻痺が挙げられます。さらに言語障害が出てしまう場合もあります。脳血管障害の場合は早期の治療が非常に重要なので少しでも上記のような症状が出た場合にはすぐ病院へ行きましょう。

【4-5.慢性硬膜下血腫】

慢性硬膜下血腫頭をぶつけるなど物理的に刺激を加えた後に発症します。ぶつけた衝撃で脳を覆う膜に出血が起きてしまう病です。怪我からしばらくたっていたり外傷が無かったりしても症状が出る場合もあります。この疾患の特徴としては時間の経過とともに痛みが大きくなること、首を動かすと痛みが増すなどと言った症状が挙げられます。その他にも物忘れが悪化し、言語障害が出るなどの症状が併発する場合もあります。

 

5.右側の偏頭痛は症状を見て医師に相談しましょう

右側の偏頭痛に似た症状で、あらゆる病気の可能性があることが分かりました。

当然ながら単なる偏頭痛の場合もありますが、いつもと違うなと感じた場合ひどい痛みや嘔吐などの症状がある場合はためらわずに病院へ行きましょう。

とくに脳出血などの場合は早急な処置が必要ですので、場合によっては救急車で病院へ急ぐことも必要です。

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