眼精疲労で発熱する?見直すべき生活習慣と本当は怖い発熱について

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発熱ってつらいですよね。熱が出たときに初めて、今まで健康だったことの大切さや幸せに気づく…というご経験、誰しもがあるのではないでしょうか。眼精疲労というのは現代人にとって非常に身近で、かつ深刻な病気の一つです。長時間のパソコン業務日常的なスマホ操作から、眼精疲労を治したくても治せない状況下にある人がたくさんいます。実は、眼精疲労は多くの合併症状を併発する病気でもあるのです。中でも、近年眼精疲労が発熱を伴うといったような口コミや記事を見かけることがあります。このような場合、さらに頭痛や吐き気などが併発すると重症化している、とも言えるのです。思いもよらない原因から発熱してしまうというのは、少し怖いですよね。しかしそんな事実を知らず、ただの疲れだと放置していると悪化してしまうことにもなりかねません。

そこで、今回は眼精疲労と発熱の関係についてご紹介します。普通眼精疲労で発熱は起こりえないものですが、そこにはどのような因果があるのでしょうか。詳しくお話しますので、症状を予防するためにもぜひ読んでみてください。

 

1.発熱について

まず、発熱という症状の簡単な概要についてご説明します。

【1-1.発熱の定義】

発熱とは一体どこからの症状を指すのでしょうか。感染症法において定められている発熱のラインは、37.5度以上と設定されています。意外と低いと思った方も多いのではないでしょうか。微熱などと言ったりもしますが、37.5度以上であれば立派な発熱なのです。ちなみにですが、38度以上になると同法では「高熱」というくくりになります。一応法の上ではこういった形で定義づけられていますが、重要なのは「普段の基礎体温と比較してどうか」ということです。いつもよりも1度でも高ければ、その人の体は発熱しているということになります。そういった場合にはしっかりと休養を取りましょう

【1-2.発熱の意味】

風邪をひいたりすると私たちの体は発熱しますが、この機能にはちゃんとした意味があります。まず、ウイルスなどといった外敵から身を守るためです。体の体温を上昇させることによって、熱に弱いウイルスや細菌を殺せる場合があります。そういったときに、自身の体温で外敵を攻撃し、体を守るという役割があります。もう一つは、体の冷却です。何らかの理由で体内の温度が上昇すると、細胞や身体機能が低下します。そういった場合に発熱することにより汗をかき、体表に付いた汗が蒸発と共に体温を下げてくれるのです。

2.発熱の原因

では、発熱はどのようなことが原因で発症するのでしょうか。ここからは発熱を起こす原因について見ていきましょう。

【2-1.感染症】

発熱が起きる原因で考えられるものの一つとして、感染症が考えられます。簡単に言うと、感染症の原因となるウイルスを排除するために発熱する、ということです。感染症にはさまざまなものがあります。例えば一般的なもので言えばただの風邪も感染症です。こういったものに関しては自然治癒も可能で、早期治療が必須というわけではありません。しかし、インフルエンザ髄膜炎といった早期治療が必要な感染症もあります。二次的は合併症の危険性のある感染症もありますので注意しましょう。

【2-2.悪性腫瘍】

悪性腫瘍は、腫瘍熱とも言われています。悪性腫瘍は簡単に言うとがんのことを指しますが、がんにかかると腫瘍そのものが発熱を引き起こす原因物質となる場合があるのです。そのため、がんを患っている患者の方は継続的に繰り返し発熱する傾向にあります。中でも、血液系のがんについては発熱の頻度が特に高いとされています。具体的には白血病悪性リンパ腫などです。

【2-3.炎症性疾患】

炎症性疾患とは、簡単に言うと自身の体を自分で攻撃してしまうことにより炎症が起きる疾患です。自分の体を自分で傷つけるというのはおかしな話ですが、あらゆる原因によって炎症性疾患は引き起こされます。自身の細胞や免疫に対して抗体と呼ばれるものが出来てしまい、体内で自分の免疫細胞と戦うといったようなケースがあるのです。ちなみにこのような疾患で代表的な病気は自己免疫疾患と呼ばれるものです。

【2-4.外傷】

大きなケガをすると発熱する場合があります。怪我をすると外傷から血液が流れるなどして体内の血流が狂います。その時に、不足した血液分まで他の部位にしっかりと行きわたらせるため、もしくは新たな細胞や組織を作りだすために体温が上昇するのです。また、大きな怪我以外にも歯を抜いた後などには同じようなメカニズムで発熱する場合があります。こういった場合は特に危険性の高い発熱というわけではありませんので、熱が下がるよう安静にしていれば問題ありません。

【2-5.熱中症】

熱中症になると、体温調節機能完全に狂ってしまいます。そのため、必要以上に体温が上昇し、発熱してしまうのです。熱中症は気温の高い屋外で長時間作業をしたり、暑い日に水分をとらずにいたりすることによって発症します。自力で体温を下げることが出来なくなり、受けた熱を放出できずにそのまま体内に溜めてしまうので体温が上昇するというメカニズムです。熱中症は他にもめまい倦怠感頭痛といった症状を伴う場合があり、早急に塩分と水分の補給をすることが重要です。

【2-6.心因的原因】

強いストレスを感じ続けることによって発熱をする場合もあるとされています。メカニズムとしては精神が興奮状態にあるときに活性化する交感神経という神経や、ストレスに対抗しようとする副腎皮質ホルモンなどの分泌が関係しているとされています。このような発熱を心因性発熱と呼びます。そしてこのような症状には、腹痛頭痛睡眠障害といったような症状が同時に発症することが多いと報告されています。

3.眼精疲労と発熱の関係

発熱の原因について見てきましたが、それでは眼精疲労と発熱が併発するという場合にどのような原因が考えられるのでしょうか。眼精疲労と発熱の共通点について考察していきましょう。

【3-1.免疫機能の低下】

まず考えられるのは免疫機能の低下です。特にパソコンやスマホの長時間操作により眼精疲労を発症することで、目が常に活性化し活動状態になるので睡眠への導入が難しくなります。皆さんも布団でスマホをしていたら目が冴えて眠れなくなってしまったという経験はないでしょうか。このように、眼精疲労によって睡眠に支障が出ると体が休まらず、しっかりと休養をとることができません。このことにより免疫が低下し、普段であればなんていうことのない風邪ウイルスなどに感染して発熱してしまう、といったようなことが考えられます。

【3-2.ストレス】

眼精疲労は強いストレスによって悪化するということが言われています。さらに眼精疲労が進行すると私たちの感じるストレスはどんどん強くなり、ひどく悪化するとうつのような症状にまで発展するとも言われています。例えば目のぼやけかすみまぶしさなどといった不快感や、目の痛みなどの症状がストレスの原因となります。また、目が見えないということ自体も人間にとっては非常に大きなストレスとなり、相手の表情がうまく見えないことで対人関係に支障が出る場合もあります。こういった眼精疲労が原因の非常に強いストレスで、発熱を引き起こすということも考えられます。

 

4.眼精疲労が原因ではない発熱の可能性も

ここまでで眼精疲労と発熱が併発する場合のメカニズムについて考えてきました。ですが、単なる眼精疲労だと思っている疾患が実はそうではないというケースも大いにあります。ここからは、目の疾患で発熱を伴う病気についてご紹介していきます。

【4-1.咽頭結膜熱】

結膜炎の一種で、アデノウイルスという細菌により引き起こされる病気です。症状としては目の充血目やになどが出るほか、39度以上の高熱が出るという特徴があります。夏に流行し、子供がプールで感染してしまうケースが多いので「プール熱」などとも呼ばれています。

【4-2.流行性結膜炎】

流行り目」とも呼ばれる程患者数の多い結膜炎です。こちらもアデノウイルスにより引き起こされます。流行性結膜炎の場合は、咽頭性結膜炎よりも目やにや涙・充血といった症状がひどい傾向にあります。また、場合によっては目の痛みなども発症します。熱については咽頭性結膜炎の方が激しく発熱します。非常に感染力が強く早めの対処が必要な目の疾患の一つです。

【4-3.急性出血性結膜炎】

こちらはエンテロウイルスと呼ばれるウイルス性の結膜炎です。症状は目やに・充血・かゆみ・目のゴロゴロ感などがあります。潜伏期間は約1日と、他と比べて短く急激に症状が発症するのでこのような名前が付いています。発熱は場合によりますが、必ず発症するわけではありません。

【4-4.膠原病】

膠原病とは、全身の骨や皮膚などを構成するのに必要なコラーゲンに支障が出る病気の総称です。シェーグレーン症候群や、多発筋炎などといったあらゆる病気がこの膠原病に分類されます。膠原病の症状の一つとして目の眩しさぼやけかすみなどが発症することがあり、それと同時に長期的な微熱などといった発熱症状が見られます。

【4-5.急性副鼻腔炎】

急性副鼻腔炎とは、鼻腔の中にある空洞の中で炎症が起きる病気です。炎症の原因はアレルギーウイルスなどあらゆるものがあります。副鼻腔で炎症が起きることにより、目の奥の痛み頭痛倦怠感微熱などといった症状が出るのが特徴です。別名蓄膿症とも言われ、鼻水鼻づまりなどといった症状も出ます。

5.早めに病院に行くべき発熱のタイプ

このように発熱の原因となる病の種類は多く、他の合併症を伴うものも少なくありません。そのため自己判断が難しく、少々の熱であれば放置して自然治癒させようという人もいるでしょう。ですが、発熱の中には早期に病院に行った方が良いものがあります。最後に、早く病院に行った方がよい発熱の種類についてご説明します。

【5-1.急な発熱】

徐々に熱が上がるのではなく、急に熱が上昇した場合の発熱は非常に危険です。かなり強力なウイルスに感染した、もしくは突発的な異常が体内で起きているという事になりますので、急に体温が上がった場合には極力すぐに医療機関へ行きましょう。

【5-2.意識の低下】

発熱がひどくなると、意識がもうろうとしてくる場合があります。これは熱で脳がしっかりと機能しないことによるものです。もしくは悪性腫瘍のような腫瘍が、脳を圧迫しながら発熱を促しているケースがあります。早急に救急車で搬送をするべき発熱です。

【5-3.生活への支障】

微熱であれ、慢性的に長く続くような状態であればただの風邪とは言えません。ましてや高熱、日常生活に支障が出てしまい、食事も水分も満足に取れないレベルの発熱の場合はすぐに医療機関へ行くべきです。食事はともかく、発熱時の水分補給は非常に重要です。脱水症状を起こす前に対処しましょう。

【5-4.急激な血圧の低下】

血圧低下の薬を服用している場合も、いつも以上に急激に血圧が下がったら注意が必要です。発熱時、基本的に血圧は通常よりも少し高い傾向にありますが、それが下がるということは体内で何か異常が起きているということを意味します。

 

6.眼精疲労と発熱が併発したら確実に医師へ相談を!

発熱の原因はあらゆるものがあり、眼精疲労も同様です。ストレスなどといった要因が重なり、眼精疲労と発熱が併発するという事も考えられなくはありません。ですが基本的に、いずれの症状もそこまで悪化させないことが重要です。

発熱は体のSOSサインでもあります。微熱であれ、目の痛みなどがある場合は特にすぐにかかりつけの医療機関へ相談することをおススメします。

 

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