眼精疲労でめまいが起きる!そのメカニズムと対処法についてご紹介します。

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あなたは日常生活、また仕事中などに疲れが溜まりクラっとめまいがきてしまったことはあるでしょうか。疲れを翌日にできるだけためず、朝スッキリと起きて仕事に向かいたいですよね。とはいっても、仕事柄一日中PCやスマートフォンを使わなければいけない…という方も多いはず。温かいアイマスクなど様々な方法はありますが、実際疲れているだけだから治療やグッズなんて必要ない、と思ったことがありませんか。この記事を読んでいるあなたもきっとそうではないでしょうか。

そこで今回は、めまいが起きる原因についてご紹介します。耳の疾患脳の疾患などあらゆる原因によって視力低下その他様々な症状を引き起こすこともあり得ます。ただの疲労だから大丈夫、と思っているあなた。もし眼精疲労だった場合、放置して悪化すると大変です。そうならないためにも、健康を意識している方は知っておいて損はありません。

ここでは、眼精疲労とめまいの関係について詳しくご説明します。まさに眼精疲労に悩んでいる、という方も、きっとめまいの予防に繋がるはずです。

 

1.めまいについて

まずはめまいについて簡単にご説明していきます。めまいにも種類があり、その原因も様々です。もし現在めまいにお悩みの方がいれば、自身の症状に当てはまるものを探してみて下さい。

【1-1.めまいの種類】

めまいは、その症状で大きく2つに分けることができます。天井がぐるぐると回り平衡感覚を失って立てないようなめまいと、地に足がついていないような感覚に陥るふわふわとしためまいの2種類です。前者のめまいは耳の中にある、平衡感覚をつかさどる「三半規管」の疾患である可能性が高いとされています。一方後者のめまいは様々な原因が考えられ、脳や心臓の疾患などでも起こるとされています。眼精疲労によるめまいはこのめまいの種類に属することがほとんどです。

【1-2.耳の病気によるめまい】

耳の病気によるめまいは、自分が回転しているような強い症状が現れます。このような症状を引き起こす耳の疾患は、下記のとおりです。

  • 突発性難聴
  • メニエール病
  • 前庭神経炎
  • 良性発作性頭位めまい症
  • 脳によるめまい

脳の疾患が原因のめまいは、脳腫瘍脳血管障害などといった疾患が原因であることが考えられます。こういっためまいは脳出血脳梗塞といったような血管が詰まる症状を伴うので、特に危険です。普段の生活で血圧が高めという方は注意が必要です。症状が出る時にはろれつが回らなくなり手足のしびれ激しい頭痛などが伴う場合もあります。

【1-3.その他が原因のめまい】

脳や耳以外にもめまいの原因はあります。これにあたるのが眼精疲労です。他にも更年期障害自律神経失調症貧血血圧異常といった症状も挙げることができます。

【1-4.生活の中でめまいを起こす原因】

単純にストレスや疲労が蓄積し、自分で気づいていなくても自律神経失調症になっている可能性もあります。また、カフェインやアルコールの摂りすぎも注意が必要です。これらの成分はめまいを悪化させる可能性があります。飲みすぎた時などには他の水分をしっかりと摂り入浴を控えるなどの対策を取りましょう。また、たばこの煙もめまいを悪化させます。めまいに悩んでいる方で喫煙されている方はたばこの量を減らすことをおススメします。

 

2.眼精疲労について

続いて眼精疲労の種類についてご紹介します。眼精疲労は、目の疲れはもちろんめまい吐き気頭痛といった体にあらわれる症状を伴う場合もあります。それらの原因は様々なものが想定されますので、原因別にご説明していきます。

【2-1.眼精疲労の種類】

眼精疲労は主に目にあらわれる症状と、体にあらわれる症状の2種類に分類することができます。この2つが併発して発症することもあり、そのような状態の眼精疲労は比較的悪化していると言えます。目にあらわれる症状は、目のかすみぼやけ痛み充血目の倦怠感などです。体にあらわれる症状はというと、今回ご紹介するめまい吐き気頭痛肩こり全身の倦怠感おでこの重み睡眠障害などといった症状があります。

【2-2.目の病気による眼精疲労】

眼精疲労の原因の一つとして、目の病気があります。目そのものがその機能を低下させてしまうため、眼精疲労を引き起こしている場合もあるのです。具体的な目の病気は、老眼乱視白内障角膜炎結膜炎などです。特に老眼乱視は日本でも該当する方が多い傾向にあり、通常のものが見えづらくなるためそれだけ目を酷使して眼精疲労を起こしやすくなります。

【2-3.環境による眼精疲労】

環境も眼精疲労の原因となります。どういった環境が眼精疲労を引き起こすのかというと、スマホやパソコンの見過ぎや、たばこの煙乾いた環境下でものを見ているなどといったことが考えられます。特にスマホやパソコンを長時間使用するのは現代人において多い傾向にあります。常に近くのものを見ているため目の筋肉が凝り固まるほか、強い光を放つ画面を目にすることで目の光を調節する機能が酷使されます。このことにより、眼精疲労が起きるのです。

【2-4.体の病気による眼精疲労】

眼精疲労の原因となるのは目の疾患だけではありません。からだ全体の不調も、ダイレクトに目に影響を及ぼす場合があります。というのも、目には脳へつながる多くの神経が通っており、体のあらゆる器官ともつながっています。そのため目は体全体の不調についても影響を受けやすいのです。例えば更年期障害自立神経失調症虫歯インフルエンザといった病気で眼精疲労が引き起こされるとされています。

3.眼精疲労とめまいの関係

眼精疲労の症状めまいを発症、もしくはめまいの症状を悪化させることがあります。こういった症状は目とめまいを引き起こす脳の神経に大きな関係があります。その他にも、眼精疲労によりあらゆる合併症が併発することもあります。

【3-1.目の神経と脳の神経】

脳神経とよばれる、脳に直接連結している神経全部で12対あるとされています。しかもその中のほとんどの神経が目と連結しているのです。人間は何かものを見た時にその映像を視覚化して脳へ伝えます。このとき感覚の中枢である視床を通して、脳の視覚野に情報を届けます。この際使うのは目の奥の筋肉です。目は高度な情報のやり取りをするため非常に複雑な筋肉の動きができますが、使いすぎると疲労して凝り固まってしまいます。そして脳との連動もうまくいかなくなってしまうのです。

【3-2.顔面の筋肉の機能】

顔面の筋肉についても、目から入った情報を脳が解析して信号を送ることで動かすことができます。顔面の神経は、涙の量を調節したり目の周りの筋肉をうごかしたりする機能があります。そのため、目からの情報脳からの連絡がうまく行かないと顔面の筋肉も上手く動かせないのです。このことにより、眼精疲労及びめまいが悪化してしまうというケースもあります。

【3-3.眼精疲労はあらゆる症状の原因になる】

このように目と脳は非常に密接に繋がっています全身の神経最高中枢であり、脳に繋がる人間の大切な視神経の中枢です。そのため目の不具合は脳を通じて全身に波及しやすいのです。たとえば視力低下が不眠症をまねいたり、眼科下垂がうつ症状を招くなど、目の不調と体の不調は密接にかかわっているのです。

 

4.眼精疲労性のめまいを予防するには

このように目の不調は、体にとってあらゆる不調を招きかねません。眼精疲労は放置されがちですが、重症化すると治療が何段階にもわたり厄介な疾患でもあります。そのため、眼精疲労がめまいを引き起こす前に、眼精疲労もろとも予防することが一番重要です。

【4-1.目の定期検診を受診】

目の疾患から起こりやすい眼精疲労を防ぐには、目を定期的にチェックすることをおススメします。目の疲れめまいを同時に感じている場合も、何か目に問題があるかもしれません。また目の疾患に対して適切な治療をすることによって、悩まされていためまいの症状が軽減した、というケースもあります。乱視老眼は加齢によって自然に進行し、眼精疲労を起こす場合も多いので心当たりのある方は特に検診をおススメします。

【4-2.コンタクトや眼鏡の度を調節】

度の合っていないコンタクト眼鏡をかけ続けることによって、余計見にくくなった像を頑張って見ようとするため、眼精疲労が引き起こされます。また、きちんと物が見えていない状態は、視覚化された映像を脳にしっかりと伝達できず、めまいの悪化にも繋がります。特にそういった見え方に問題のある場合は、吐き気頭痛といった他の症状も併発しやすいです。定期健診と同様、こちらも定期的に自分の視力に合わせた眼鏡・コンタクトを作りすことをおススメします。

【4-3.目の環境を改善】

まずはスマホやパソコンを使う時に適宜目の休憩をすることを心がけましょう。近くを長時間見続けることは眼精疲労を促進させます。そのため、適宜遠くを見るなどといった対策をとることで眼精疲労性のめまいも予防することができます。また、ブルーライト眼鏡をかけるなどといった対策も有効です。煙草の煙を日常的に浴びている方は意識的に換気を行ったり、乾燥した環境で作業をしている方は目薬で目に潤いをもたせるなど、その環境に応じて目のケアをすることが大切です。

【4-4.温感マッサージなどでリフレッシュ】

日々疲れている目の筋肉は、温かい蒸しタオルシャワーを当てることでほぐれます。また、目頭や目尻眉尻のあたりを2、3本の指で軽く押すことも、効果的な目のマッサージになります。目頭は目が疲れると無意識のうちに押してしまうことが多い場所ですが、実はそこが目のツボなのです。目の周りで気持ちいいと思う箇所をマッサージするのも眼精疲労性めまいの対策です。

5.眼精疲労のめまいが起きたら

では眼精疲労性のめまいが起きてしまった場合に、どういった対策を取るべきかご紹介します。もちろん、眼精疲労から来るめまいだと分かった時点で眼科へ行き、適切な判断を仰ぐべきですが、それ以外に自宅や日常生活で出来る対策をピックアップしてご紹介します。

【5-1.目を休める】

まずは目の負担を取り除くことに徹底しましょう。めまいが起きるということは、目が十分に機能できない程度にまで眼精疲労が蓄積していることを意味します。スマホやパソコンを利用する時間を制限し、適宜目の運動をして筋肉の凝りをほぐすなど対策を取りましょう。

【5-2.ストレスを取り除く】

精神的なストレスは、自律神経失調症といった症状を引き起こし、それが引き金となってめまいを起こすケースもあります。また、眼精疲労による不快感や不安がストレスに起因し、めまいの原因になる場合もあるのです。精神的なストレスと眼精疲労、そしてめまいは深い関係にありますので、万が一心当たりのある方は精神的なリフレッシュ休養も心がけましょう。

【5-3.適度に運動をする】

めまいが恒常的に起きる状態での運動はかえって危険な気がしますが、正常な状態で軽いウォーキングをするなど適度な運動は効果的です。運動をするときは目の筋肉が凝ることもなく、比較的遠くを見るので目にとって負担は少ないです。そしてなにより肉体的にも精神的にもリフレッシュできるので、体全体にとって良い効果があらわれるとされています。

【5-4.規則正しい食生活を心がける】

1日3食しっかりととることも、めまいの対策になります。ある実験結果では、朝ごはんを食べないとめまいの症状を悪化させるといったデータもあるほどです。そして食事の栄養バランスにも気を使うことで体調も良くなり、気持ちも前向きにすることができます。このとき目に良い栄養素とされるアントシアニンなどを意識的に摂取してもよいでしょう。

 

6.眼精疲労とめまいの症状は健康的な生活で同時予防!

眼精疲労とめまいについてご紹介しました。

この2つの症状は脳と目の関係上、連動することも多く、放置するとさらなる合併症を引き起こす可能性があります。

発症すると中々これという原因がつかみにくいのもめまいの特徴ですが、普段から目を酷使している自覚のある方、疲れ目の症状に当てはまる方は眼精疲労も疑ってみて下さい。

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