あなたはどのタイプ?しぶとい偏頭痛の原因を一覧でご紹介します!

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頭痛は、だいたい突発的にきてズキズキ、ガンガン痛むとつらいものですよね。皆さんも恐らく何度かは頭痛の経験があるのではないでしょうか。仕事中や大事な時に頭痛になると痛みのせいで集中できなかったり、イライラしたり、併発してめまいも感じる場合もあるかと思います。そんなつらい症状の頭痛は、できるだけ未然に予防しておきたいですよね。

そこで今回は、頭痛の中でも偏頭痛についてお話していきます。偏頭痛は今や非常にメジャーな症状として知られてて、ある統計の結果では成人女性の9割以上、成人男性の8割以上が頭痛を経験したことがある、という結果が出ています。そんな頭痛の中でも特に長引き症状が辛いのが「偏頭痛」です。しかもこの頭痛は原因が非常に複雑で、慢性化すると完治しにくいとも言われています。今やいろいろなTVCMで頭痛薬が宣伝されていたり、ドラッグストアでも即効効くと謳われている薬などが売られていて、常備している方もいらっしゃるはずです。しかし、偏頭痛そのものの原因を知っている方はそんなに多くはないのではないでしょうか。偏頭痛は細胞組織などの炎症によって起こるもので、睡眠不足やホルモンバランス、ストレスなど様々な原因があります。そんな偏頭痛でも、原因が分かれば対策の取りようもあります。あなたのその偏頭痛も、心当たりのある原因を取り除いていくことで痛みが出る度に薬に頼るのではなく、根本から改善していくことが可能なはずです。

ここでは偏頭痛の原因にどのようなものがあり、ご自分の症状をどのように見極めればよいのかということについてご紹介していきます。まさに偏頭痛に悩んでいる方もぜひこの記事を読んで原因を知り、つらい偏頭痛を改善していきましょう。

 

1.偏頭痛が起きるメカニズム

そもそも偏頭痛は何故起きるのでしょうか。はじめにそのメカニズムについて、順を追ってご説明していきます。

【1-1.なぜ頭が痛くなるのか】

まず頭痛そのものについてですが、私たちが頭痛を感じるのは何故なのでしょうか。特に外傷がない場合でも頭痛は起きます。ですが内部が傷ついているわけでもありません。なぜでしょう。頭の中には多くの血管や筋肉、その他細胞組織が存在します。これらの炎症などを感知するのが痛覚感受部位という器官です。この器官は頭の中で何らかのトラブルを感知すると作動し、痛みとして脳に信号を送ります。これにより、大脳がその信号を「痛み」と判断して頭痛が発生するのです。

【1-2.痛覚感受部位とは】

先ほどご紹介した痛覚感受部位についてもう少し詳しくご紹介していきます。痛覚感受部位は頭蓋骨の中にある、脳や脊髄を覆っている膜のことを指します。当然に通っている血管も覆っています。例えば何らかの理由で血管が圧迫されているなどといったトラブルを感知した場合は、頭痛として大脳へと信号を送るのです。その他痛覚感受部位が覆っている組織で炎症が起きた場合なども同様に、大脳へと信号が行く仕組みになっています。

【1-3.三叉神経とは】

頭痛の信号痛覚感受部位から大脳へと送られる間に、三叉神経という部位を通過します。三叉神経は脳と直結している神経の中の一つで、顔全体を覆うように広がっている最も広範囲の神経です。偏頭痛はこの三叉神経とも密接に関わっているとも言われており、この三叉神経へ何らかの負荷がかかると偏頭痛が発症するとされています。

 

2.偏頭痛の原因と医学的メカニズム

ここからは、偏頭痛の原因がどのようなものなのか医学的な観点から見ていきます。

【2-1.血管の拡張による偏頭痛】

偏頭痛が起きるのは、主に頭の血管が拡張することによるものだとされています。何らかの原因によって頭の血管が広がるとその周囲の組織が圧迫され、それを痛覚感受部位が感知して頭痛として大脳へと知らせるという仕組みになっています。偏頭痛は頭の一部が痛むのが特徴ですが、これは一部の血管が拡張していることによります。血管が拡張してしまう原因については、現在3つの説が有力であるとされています。ここからその説を一つずつ見ていきましょう。

【2-2.①三叉神経への刺激による偏頭痛】

一つ目は先ほどご紹介した三叉神経への刺激により、血管が拡張してしまうというものです。三叉神経は額から下あごまで、顔面を覆うように張り巡らされているので五感で感じる刺激に対しても反応します。三叉神経が何らかの理由で刺激されることにより、同時に血管も拡張して偏頭痛が起きるということです。また、顔に対する刺激ではなく精神的なストレスをかんじた場合でも三叉神経は強く刺激されます。その時に三叉神経は「神経ペプチド」と呼ばれる成分を分泌し、それが血管の拡張や炎症へと繋がり、偏頭痛になるという説もあります。

【2-3.②血糖値の上下による偏頭痛】

血液中のブドウ糖の濃度を指す血糖値大きく上下することによっても、脳内の血管は拡張してしまうことがあると言われています。血液中のブドウ糖は、あらゆる活動に必要なエネルギーとなります。そのため血糖値が下がると、そのブドウ糖値を上げようと体が働きます。この時に放出されるのがアドレナリンなどといったホルモン物質です。これが放出されると、気分が高揚し体内の活動が活発化します。ところが、このアドレナリンにより体内の活動が活発化した結果、血管が拡張してしまうこともあるのです。この血管拡張により偏頭痛が起きる人もいるとされています。

【2-4.③セロトニンの過剰分泌による偏頭痛】

偏頭痛の発症に「セロトニン」という物質が関わっているとする説もあります。セロトニンは、神経と精神のバランスを保つのに必要なホルモン物質です。これは過度なストレスや、何かの刺激を感知した時に多く放出されます。セロトニンが放出された時の体の反応は、血管が収縮し、緊張状態になります。ストレスを受けると体がこわばってしまう状態をイメージすると分かりやすいでしょう。セロトニンが分泌されている時はいいのですが、そのうち刺激がなくなると体内のセロトニンは分解され、排出されます。このときに、血管の緊張がゆるみ一気に拡張する場合があります。これが3つめの血管拡張の原因です。偏頭痛が起きるのが、家に帰ってきた後の夕方~夜という時間帯が多い傾向にあるのはこのような理由によるものです。

3.日常生活における偏頭痛の原因

血管の拡張が偏頭痛の原因として非常に有力であることが分かりました。また、血管を拡張させてしまうあらゆる体内のメカニズムについてもご説明しました。では実際に日常生活のどのような行動がそういった原因につながるのか、ご紹介していきます。原因が多岐に渡る偏頭痛ですが、自分がどれに当てはまるのか確認しながら読んでいただければ幸いです。

【3-1.睡眠不足・過剰睡眠】

偏頭痛の患者さんの多くが、睡眠時間が日々ばらついているというデータがあります。それほど睡眠の時間・質と偏頭痛は深い関係にあるということなのです。基本的に、偏頭痛を予防するには睡眠が少なくても多すぎてもいけないとされています。また、日々の睡眠時間がバラバラだというのも、生活リズムを乱してしまう上に偏頭痛を悪化させてしまう恐れがあります。偏頭痛を予防するための睡眠を取るには、毎日極力規則正しい睡眠をとることが重要です。また眠る環境も睡眠の質にとっては重要で、部屋はしっかりと暗くして静かな環境で眠ることをおすすめします。

【3-2.入浴や飲酒などによる血行促進】

単純に血行が促進されて血管拡張に繋がり、偏頭痛を起こすという場合もあります。例えば入浴中にしっかり湯船につかって温まった結果、のぼせてしまった場合などです。皆さんもお風呂でのぼせた時に頭痛を感じた経験はないでしょうか。他には運動をすることによって、血流が激しくなりそれに伴って頭痛を発症するといったケースもあります。偏頭痛は体を動かすと悪化するというのはそういった理由によるものです。また、過度な飲酒も血行を必要以上に促進します。お酒を飲むとドキドキとした感覚があるのは、血行が促進されているからです。これにより血管が開き、偏頭痛に繋がる場合があります。少しでも思い当った場合は、その生活習慣を見直してみることによって偏頭痛が改善されるかもしれません。

【3-3.精神的なストレス】

さきほどご紹介した精神的ストレスも血管の拡張を引き起こし、偏頭痛の原因となります。ストレスは三叉神経を刺激するだけでなく、セロトニン放出の要因ともなります。つまりストレスを感じることで頭の血管は収縮と拡張を繰り返す状態になるのです。これは偏頭痛だけでなく、体全体にとっての負担にもなってしまいます。強いストレスを感じている方は、極力それをため込まずに解消する努力をすることが重要です。また、ストレスがかかっていると睡眠の質が落ちてしまったり、不眠症を引き起こしてしまったりする場合があります。このような事態はより偏頭痛を悪循環にさせてしまうので未然に予防しましょう。

【3-4.月経によるホルモンバランスの変化】

女性の場合は月経に伴うホルモンバランスが偏頭痛に関係しているとも言います。月経が原因の偏頭痛は特に痛みが強いとされます。時期としては月経前に偏頭痛が起きる方が多く、それは女性ホルモンが一時的に減少することによるものとされています。女性ホルモンはエストロゲンと呼ばれ、先ほどご紹介したセロトニンの分泌量と比例するとされています。つまり、大量に放出されると血管が収縮するセロトニンが減少するということは、血管が拡張するという事になります。これにより月経前の偏頭痛が起きるというのが一般的な説です。

【3-5.気圧の変化】

気圧の変化に非常に敏感で、偏頭痛を起こしてしまう人もいます。季節の変わり目などに偏頭痛は頻発するような方はこれが原因かもしれません。天気や気温が大きく変化すると気圧も変わります。気圧は私たちの血管を一定の力で押さえつけていますが、気圧が下がるとその力が下がります。つまり抑える力が弱くなるということなので、血管が広がります。こうしたメカニズムにより偏頭痛を発症してしまう方も多いのです。

【3-6.外部からの強い刺激】

人によっては五感で感じるあらゆる刺激を敏感に察知し、三叉神経の刺激へと繋がりそれが偏頭痛になってしまう場合もあります。例えば車の音や、煙草の匂い、電子機器や外の光など刺激の原因となるものは様々です。光が気になる方はサングラスを常備、においに敏感な方は禁煙席を積極的に選ぶなど、自分に合った対策を心がけましょう。

【3-7.鎮痛薬の過剰摂取】

偏頭痛持ちの人はついつい頭痛薬などを常用してしまいがちですが、鎮痛薬の飲みすぎはかえって偏頭痛を悪化させてしまうというデータもあります。鎮痛薬の常用は脳が痛みを感じやすく、より敏感になってしまうとに繋がります。そのため、より痛みが増して鎮痛薬の効果が感じられなくなってしまうという悪循環にもなりかねません。薬を飲まないと耐えられない痛みを繰り返している場合には早めに医師に相談しましょう。

4.偏頭痛の原因を知るには?

最後に、自分の偏頭痛の原因をさぐるにはどうすればよいのか、その方法をいくつかご紹介します。

【4-1.自分のストレスの原因を知る・解消する】

ストレスが原因で偏頭痛を起こしている方は現代において少なくありません。特に日常生活の不摂生や、気圧に敏感といったことに心当たりがなければ、知らず知らずのうちにストレスが溜まっている可能性もあります。一度自分を見つめなおして、どういったことが負担に感じているのか、またどうすればそのストレスを解消できるのか分析してみるのもいいでしょう。ストレスの根本的な解消は難しくても、趣味に時間を割いてみるなどのリフレッシュも効果的です。

【4-2.頭痛ダイアリーを付ける】

偏頭痛が慢性化してしまっている方は頭痛ダイアリーを付けることがおすすめです。頭痛ダイアリーはいつ・どこで・どのような頭痛がどのくらい続いたのかといった症状を詳細に記録する日誌です。医師に相談する際にも非常に役に立ちます。女性の場合は月経の日を合わせて書いておくなどすると、関連性がはっきりと分かります。また、気圧に敏感な方はその時の天気なども控えておくと便利でしょう。

【4-3.生活習慣を整える】

睡眠をしっかりと取り、飲酒や喫煙を控えてみることも偏頭痛の原因を探るのに有効です。もしそれで症状がやわらいだ場合は生活習慣が偏頭痛の原因だったと言えます。また、バランスの取れた食生活も偏頭痛には有効で、あらゆる食材をまんべんなく食べることをおすすめします。

 

5.偏頭痛の原因を知って適切な対策を!

このように、偏頭痛の原因となるものは非常に多岐に渡ります。

ですが、慢性化して続く偏頭痛には何かしらの原因があることは確かです。

自身での見極めが難しい場合は早めに医師へ相談し、一緒に解決策を探っていくことをおすすめします。

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