偏頭痛には前兆がある?考えられる前兆症状と対策についてご紹介します

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飛行機雲が前日に現れたりして翌日の悪天候が予想できる、といったような天気における前兆の現象は有名ですよね。前兆の現象があることによって、次に何が起こるか大体わかるという点ではとても重要な役割を果たしているといえます。この前兆が、身体の症状にも現れることがあるという事実はご存知でしたか?ここでは、症状の前兆の中でも、特に偏頭痛の前兆についてお話していきます。頭痛の中でも、明確な原因がなくても慢性的に繰り返す頭痛の一つに、「偏頭痛」が挙げられます。こうした慢性的な頭痛持ちの人は日本に非常に多く、常に頭痛が発症するリスクに悩まされています。一回発症すればその後数時間症状が持続するとも言われており、断続的に頭痛、めまいなどの症状が起こったらつらいですよね。特に偏頭痛は痛みが激しいことでも知られており、日常生活に支障が出てしまうレベルの方も多くいます。ですが実は偏頭痛には前兆がある場合があります。この偏頭痛の前兆を見逃さず、本格的に症状が出る前に対策をすれば症状を最低限に抑えられる可能性があるのです。つらい症状はできるだけ予防し、快適に過ごすことができれば良いですよね。

今回は、そんな偏頭痛の前兆について詳しくみていきましょう。前兆にどんなことが起こるかを知っておき、見逃さずにすぐに対策すればそのつらさは少しでも和らげることができるかもしれません。前兆といっても様々な場所に現れ様々な種類がありますが、この記事をお読みになり覚えておけばきっと対策がとれることでしょう。突発的に偏頭痛を発症するのは非常に怖いことですが、対策を覚えておけば心強いのではないでしょうか。

見逃しがちな偏頭痛の前兆症状についてご紹介していきますので、ぜひ目を通してみてくださいね。自分では気づかなかった前兆症状を見つけることができるかもしれませんよ!

 

1.偏頭痛とその前兆について

まずは偏頭痛の基本的な特徴についてご説明していきます。また、偏頭痛は前兆があるもの前兆が無いものとに分類することが出来ます。それぞれ症状がどういったものなのか簡単にご紹介していきます。

【1-1.偏頭痛はどんな頭痛?】

偏頭痛は、頭痛の症状全体のおよそ8%を占める割合の頭痛です。この数値は低いように見えて実はかなりの高確率です。一番発症率の高い慢性的な頭痛緊張型頭痛とされており、それに次いで一般的な頭痛です。発症は男性よりも特に女性に多いというのも偏頭痛の特徴です。偏頭痛は文字通り偏った痛みの頭痛です。ズキズキと脈打つような痛み4時間~数日継続するといった症状が見られます。

【1-2.前兆のある偏頭痛】

偏頭痛の患者さんのうち、約20%は症状に前兆があると報告しています。前兆となる症状が4~60分程度継続した後にズキズキとした頭痛の症状が出たという経験を2回以上繰り返し経験している方には偏頭痛という診断が下ります。前兆となる症状については後程詳しくご説明しますが、頭痛が発生する頃には前兆症状が消えている場合も、継続している場合もあるようです。

【1-3.前兆のない偏頭痛】

偏頭痛の患者さんのうち、約80%は偏頭痛の前兆を認知していません。これは前兆を見逃してしまっている可能性もあります。前兆がない方の場合はズキズキとした頭痛が数時間~3日間程度持続し、悪心や吐き気といった症状を伴います。人によっては移動や運動によって症状が悪化することもあるとされています。このような症状を通常5回以上繰り返していると、偏頭痛という診断が下ります。ちなみに、偏頭痛でありながら頭全体が痛むというケースもあります。

 

2.感覚に関する偏頭痛の前兆

それでは早速ここから偏頭痛の前兆となる症状を見ていきましょう。まずは、身体的症状ではなく感覚や気分に関する前兆について一つずつご紹介していきます。

【2-1.半盲】

偏頭痛の代表的な前兆症状として知られるのは「半盲」です。文字通り視界の半分が見えにくくなってしまうという症状のことを指します。偏頭痛の前兆の半盲である場合、視界の半分に薄いカーテンがかかっているような見え方をする場合が多いとされています。また、片目の視力のみが低下したような感覚がある場合も偏頭痛の前兆である場合があります。

【2-2.閃輝暗点(せんきあんてん)】

せんきあんてん、と読みます。この症状は偏頭痛の非常に特徴的な前兆症状です。簡単に言うと視界の中で光が点滅しているように見えるという症状です。人によりその見え方は異なります。ある人はフラッシュのようにランダムに視界で光が現れては消えるといったような症状が出て、ある人はギザギザとした光が視界を這っているように見える場合もあります。また、これと同時に眩しさや中心部が光って見えないなどといった弊害もあります。

【2-3.聴覚過敏】

何でもない音に過剰に敏感になってしまう場合もあります。普段は何も気にしないような生活音や自分の足音などが異様に大きく、もしくは響いて聞こえることがあります。耳鳴りのようにキーンという音が常に耳の中で響いている、という方も中にはいます。これは偏頭痛の前兆症状かもしれません。また、雑踏の中にいる場合や工事現場など大きな音のするところにいる場合は偏頭痛を起こしやすいとされています。

【2-4.嗅覚過敏】

偏頭痛持ちの中には嗅覚が過敏になる人もいます。普段嗅いでいる匂いが急に強く感じられたり、異様な匂いがする気がする、といった症状です。この前兆症状が出ると匂いから気持ち悪くなったり日常生活に支障が出やすくなってしまいます。

【2-5.悪心】

偏頭痛よりも先に気持ち悪くなってしまう人も多くいます。なんとなく乗り物酔いしているような感覚や、胃がむかむかするような感覚などその感じ方は人それぞれです。原因不明の悪心があった場合、それは偏頭痛の前兆の可能性があります。この症状が出て1時間以内にズキズキとした頭痛がある場合は悪心が偏頭痛の前兆と言えます。分かりにくい前兆ですが、症状をメモするなどして控えておき、偏頭痛との関連性を確かめましょう。

【2-6.霧視】

この症状はかすみ目とも呼びます。ゆっくりしたペースで徐々に視力が低下していくというもので、一見偏頭痛とは無関係のようにも見える症状です。現にただのかすみ目や疲れ目などといった一時的な視力の低下と間違える人も非常に多い症状です。偏頭痛持ちの方は発症の1時間前位からこういった症状がないかチェックすると良いでしょう。

【2-7.情緒不安定】

気持ちが急激に落ち込んだり、情緒不安定になってしまう方も少なくありません。特に女性の場合は月経の関係でホルモンバランスが偏頭痛に大きく影響する場合もあります。特に悲しい出来事が無かったにも関わらず意味もなく落ち込んでしまったり、月経が近づいてきている場合にはこうした前兆にも気を配ってみると良いでしょう。

3.体に関する偏頭痛の前兆

つづいて身体的な症状として発症する前兆についてご紹介していきます。また、これからご紹介するような症状を初めて経験される場合は偏頭痛の前兆ではなく他の病である可能性もあります。そのためこうした症状を頭痛に伴い初めて経験される方は、必ず一度は医師への相談をすることをおすすめします。

【3-1.疲労感】

とにかく体がだるい疲れているといった症状は偏頭痛の前兆かもしれません。意外にも偏頭痛を持っている方思い当たる節のない疲労感を感じている方は多いとされています。また、疲労感ではなく脱力感などを感じる場合も偏頭痛の前兆である可能性があります。

【3-2.注意力散漫】

偏頭痛の前兆症状で、ものごとに集中できなくなってしまうこともあります。疲労感と同時に感じられる場合もあり、何をしていても集中できない、もしくは他のことに気が向いてしまうといった症状が特徴です。普段疲れている場合でも注意力散漫になることはありますが、こうした症状を実感してからほどなくして頭痛が出た場合には偏頭痛の前兆である場合があります。

【3-3.あくびの頻発】

眠くないのにあくびを何度もしてしまう、というのも偏頭痛の前兆である可能性があります。いわゆる生あくび、という部類のあくびです。生あくびとは乗り物に酔ったときなどに出てしまうあくびのことを意味します。あくびが頻発する時には頭が重だるいなどといった感覚が伴うこともあり、何度かあくびをしてから偏頭痛が発症することがよくあります。

【3-4.首のこり・痛み】

首が非常に凝り、痛む場合もあります。この症状もまたただの凝りだと認識されてしまい、偏頭痛の前兆としては把握しにくいことが特徴です。偏頭痛持ちの方は首のいつもと違う違和感などに気を付けてみると、意外に前兆症状であることがあるかもしれません。

【3-5.顔面蒼白】

偏頭痛の前に顔色が白っぽくなってしまう方もいます。これは自分で見てみないと分かりませんが、他人に「顔色が悪い」と言われたことのある方は要注意です。特に女性に多い偏頭痛ですのでこの症状は貧血とも勘違いしやすいですが、こういった症状が偏頭痛を予測するサインになるかもしれません。

【3-6.チクチクとした痛み】

手足にチクチクとしたかゆみや痛みが走る場合もあります。ひどくなると手足のちょっとしたしびれにもなりますが、そういった症状が偏頭痛の前兆としてあることを覚えておくと良いでしょう。また、偏頭痛で病院にかかる時にはこうした前兆症状があることも言い忘れないようにしましょう。

【3-7.筋力低下】

手足に力が入らなくなったり、重いものが持てなくなることもあります。普段の生活の中では中々気づきにくい症状ですが、こういった症状に自覚のある方はその後約1時間以内に偏頭痛がないか確認してみてください。

【3-8.ふらつき】

足元がふらふらとして、つまずきやすくなるといった前兆症状もあります。ただしふらふらとしてしまうのは偏頭痛のみならず、他の頭の病気などでも当てはまる場合がありますのであまりにひどい場合はその時に病院に行くことをおすすめします。

4.偏頭痛の前兆が出た時の対策

ここまで偏頭痛の前兆となる症状についてご紹介してきました。それではここから実際に偏頭痛の前兆を確認したら、どのように対処すべきかご紹介していきます。偏頭痛が出るまで時間があれば対策のしようがあります。是非チェックしてみて下さいね。

【4-1.外的刺激の少ないところに移動する】

外出中であったり、聴覚・嗅覚に強い刺激を与えるような環境であった場合は、偏頭痛を悪化させてしまうことが想定されます。特に煙草の匂いがする場所や、大きな音が絶えず聞こえる場所などは好ましくありません。ただでさえ辛い偏頭痛がさらに悪化してしまいます。ひどい頭痛が出る前に、出来るだけそういった場所からは離れましょう。こうした対策で偏頭痛の痛みを最小限に出来ます。

【4-2.横になって目をつむり安静にする】

偏頭痛の対策として有効なのは何よりも安静にすることです。出来れば部屋を静かに暗く保ち、横になって目をつむりましょう。それが出来ない場合は座ってでも構わないので目をつむって安静にすることが重要です。運動をすると偏頭痛は悪化する傾向にあるので、前兆が出ている段階から静かにしていることが重要です。

【4-3.あらかじめ薬を飲む】

医師の処方薬自身で常用している薬がある場合、それを予め飲んでしまうのも手です。ですがこれは絶対に偏頭痛がやってくるということが分かっている場合に限ります。つまり既に自分の偏頭痛の前兆を何度も経験して分かっている方だけが出来るということです。偏頭痛ではない場合に薬を飲むことは好ましくありませんので、偏頭痛の前兆がある程度特定できて来たらこのような対処もおすすめです。

 

5.偏頭痛の前兆は早期対処のカギ!

このように、偏頭痛の前兆様々なものがあります。皆さんも意外と見逃してしまっている症状があるかもしれません。

前兆症状が分かっていれば、偏頭痛の対処も早々に行い悪化を防ぐことが出来ます。

それには日々の体調の変化偏頭痛の記録を詳細に取っておくことをおすすめします。自分の偏頭痛の傾向を把握してすぐに対策が出来るようにしておきましょう。

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