左側の偏頭痛は危険?考えられる病名とその危険度をチェック!

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皆さんは偏頭痛を経験したことがあるでしょうか。頭痛にもたくさんの種類がありますが、突如頭が痛んだり吐き気やめまいなどを伴う偏頭痛はとてもつらいものですよね。しかし、普段偏頭痛に悩まされている方の中でも、根本から解決しようとしている方はそんなに多くはないのではないでしょうか。なにかと放置されがちな偏頭痛ですが、偏頭痛だと思っているその痛みが、実は偏頭痛ではない危険な病気である可能性があるということをご存知でしたか?偏頭痛は頭の片側が痛むので「片頭痛」とも、偏った痛みのため「偏頭痛」とも表記される頭痛です。その名の通り頭の片方、もしくは一部がズキズキと痛む頭痛で非常に厄介です。そんな偏頭痛に悩まされている方は多く、その症状は非常に身近なものですよね。ですが偏頭痛だと思っていたあなたの頭痛が実は違う病気だった、なんていうこともあるのです。脳出血やくも膜下出血など死に至る病気の兆しである可能性もゼロではありません。

そこで今回は、偏頭痛において左側が痛む場合について詳しくお話していきます。頭痛には色々な周囲があり、頭は非常に繊細な部位です。もし自分の頭痛が危険な病気の症状であったら放置するわけにはいきませんよね。

ここでは「左の偏頭痛」をピックアップして、考えられる病名とその症状の特徴をご紹介していきます!身近なものだと思っていた痛みが危険なものだったとして悪化してしまうと恐ろしいですよね。そうならないためにも、ぜひこの記事を参考にご自分のお悩みに向き合ってみてください。きっと解決策が見つかるはずです。

 

1.一次性頭痛とは

まず、偏頭痛は慢性的に起こる頭痛の種類である「一次性頭痛」に分類されます。これは特別な疾患や病気がないにもかかわらず、繰り返す頭痛のことです。この一次性頭痛は危険性のないものがほとんどで、次の3種類に大きく分けることが出来ます。

【1-1.緊張型頭痛】

まず日本人に最も多いとされるのが緊張型頭痛です。緊張型頭痛は偏頭痛と異なり頭の全体がぎゅーっとしめつけられるような痛みを感じるのが特徴です。発症は非常に断続的で、一回起こると数時間は継続する偏頭痛とは違います。すぐに治る時もあれば何時間も症状が出続ける場合もあります。この緊張型頭痛の原因は日々の生活習慣やストレス、不摂生などが考えられます。また、最近では先天的な遺伝による症状の発症も考えられています。

【1-2.偏頭痛】

続いて今回の本題である偏頭痛です。偏頭痛は頭の片側、もしくは一部がズキズキと痛むのが特徴の頭痛です。このほかにもひどい肩こりや生あくび、視覚の異常や匂いや音への抵抗と言ったあらゆる症状が併発するのも偏頭痛の特徴です。めまいや吐き気がしてしまう人もいます。発症は女性の方が男性の4倍も多いとされており、一度発症すると4時間以上は症状に悩まされてしまうという厄介な頭痛です。朝や夕方・夜の発症が多く、日常生活が困難になってしまう人もいます。原因については何らかの刺激で頭の血管が拡張してしまうことによるとされています。

【1-3.群発性頭痛】

群発性頭痛は先ほど2つの頭痛とは異なり、耐えがたいほどの激痛が走るタイプの頭痛です。特に目の奥から頭にズキズキと鋭い痛みが走るのが特徴です。症状が頻発する期間を群発期間といい、その間は毎日のように症状が出ます。ちなみに発症の時間帯は比較的安定しており、決まった時間に発作的に症状が出る傾向にあります。頭痛と同時に鼻水や目の充血などといった症状が出るのも特徴です。群発性頭痛の原因は基本的にアルコールとされています。

 

2.頭痛が左右に偏るワケ

このように頭痛全体が痛むものと、頭の一部が痛むものがあります。ではなぜ左右のどちらかが痛くなる頭痛は、痛みが偏るのでしょうか。それではここから頭痛が左右に偏ってしまう症状について、その原因をご紹介していきます。

【2-1.どちらかの血管が偏って炎症を起こしている】

まずは痛んでいる箇所の血管が炎症を起こしているというケースです。偏頭痛は基本的に血管が拡張することによって痛みを生じます。そのため、何らかの原因によって頭の一部の血管が過度に収縮・拡張することでその部位だけが痛むということもあるのです。偏頭痛でない場合については、逆に血管が一部収縮しすぎてしまうなどといった原因も考えられます。特にストレスがかかる血管は収縮する傾向にあるので、こういった場合には血管の動きにより頭の一部が痛むことも想定できます。

【2-2.神経が圧迫されている】

には非常に繊細な神経がいくつも通っています。そしてそれらの神経は脳と非常に近い位置に存在し、中には脳と直結している神経もあります。また、五感を感じとる」にもあらゆるセンサーがはりめぐらされており、主にそれを三叉神経と呼びます。このように顔や頭には多くの神経が存在していますが、時に筋肉のこりやむくみ、無理な体制やケガなどによって神経が圧迫されてしまうケースもあります。神経によっては危険な場合もあり、そうした一部の神経の炎症が脳に伝わることで痛みを発症するとも考えられます。

【2-3.脳が炎症を起こしている】

ダイレクトに脳そのものが炎症を起こしている可能性もあります。例えば脳を囲む血管の一部が詰まってしまうと、脳には酸素が行きわたらず詰まったそこから徐々に組織が死んでいきます。このような状況は脳梗塞であくまで一例ですが、脳の組織そのものが異常を来している場合にも頭痛は発症するのです。脳は非常にデリケートなためあらゆる組織に守られてはいますが、時にこのような理由で一部分の頭痛を引き起こすこともあるのです。

【2-4.左の頭~肩が非常に凝っている】

肩こりや首のこり、もしくは頭のこり頭痛に発展することもあります。「肩こりがひどく、なんだか頭まで痛い。」といった経験は無いでしょうか。こうした症状は特にデスクワークが多い人などにありがちです。頭は非常に重く、特に前傾姿勢などを続ける首と肩に大きく負担が掛かります。また、表情筋をこわばらせていると、おでこや頭の筋肉も凝ってしまうことがあります。このように、首から上の特定の筋肉が凝ることによってそこの血行が非常に悪くなります。頭へ続く血液のめぐりが悪いということも、頭痛の原因の一つなのです。

3.左の前頭部が痛む場合

それではここから左側の頭が痛くなる症状について、部位ごとに考えられる病名をご紹介していきます。病気と言っても、偏頭痛のように健康には何ら問題のない症状であるものも多く存在するので、しっかりと見極めることが必要です。

【3-1.偏頭痛】

左の前頭部が痛むのは単なる偏頭痛によくある症状です。また、左右に痛みが偏ると危険な病の可能性があるなどといった口コミもよくありますが、「というだけで重篤な病ではないのでご安心ください。偏頭痛の場合は視界で光がチカチカし、まぶしなどといった前兆症状が出る場合もあります。また、音や匂いに敏感になる方もいます。症状の特徴は先ほどご紹介した通りで、外からの刺激が極力ないところで安静に横になるのが一番の対処法です。

【3-2.眼精疲労】

左前頭部の痛み眼精疲労からきている場合もあります。目と頭は非常に密接に繋がっており、目の炎症や疲れが頭痛として認知されることも非常に多くあります。特に細かいものをよく見る方や、眼鏡やコンタクトの度が合っていない方、目を常に酷使している方眼精疲労に陥りやすいです。このような状態を続けていると、目や目の周囲の筋肉が凝り固まり、前頭部の血行が悪化します。これにより眼精疲労由来の頭痛が発症している可能性もあるのです。また、ひどい眼精疲労から慢性的な偏頭痛を併発している人もいますので気になる方は内科と眼科どちらも受診することをおすすめします。

【3-3.緊張型頭痛】

左側の前頭部が痛んでも、偏頭痛でなく緊張型頭痛の場合もあります。この場合は痛みの種類や持続時間、発症の特徴などから判断するとよいでしょう。どちらにしても偏頭痛と同じ一時性頭痛の一種なので、受診の緊急性はそこまでありません。

【3-4.副鼻腔炎】

私たちの鼻の中には、4つの空洞が空いています。この4つのうちどれかで炎症が起きた時に発症するのが副鼻腔炎です。副鼻腔炎の場合、鼻水や痰、咳などの症状が出ます。また、鼻水がのどに入ってしまったり、粘り気のある鼻水が出続けるなどの症状も特徴です。上記の症状は花粉症などとも非常に間違えやすいため、見逃してしまう方も多数です。副鼻腔炎は悪化すると炎症を起こしている部位によってはおでこやこめかみなどの頭痛を伴います。鼻水や痰と前頭部の一部が痛むのを感じたら耳鼻科へ受診しましょう。

 

4.左のこめかみが痛む場合

続いて左のこめかみ付近が痛む場合について、考えられる病名をご紹介していきます。また、この場合は通常の偏頭痛という可能性も大いにありますのでそれ以外の病名をピックアップします。

【4-1.脳梗塞】

脳の血管が詰まることによってその周囲の細胞が壊死していくのを脳梗塞と呼びます。当然血管が詰まったところは脳が異常として感知し、その部分のみ激しい頭痛として認知されます。また、脳梗塞の場合は片側の手足の痺れやまひ力が入らなくなるなどと言った症状があるのも特徴です。人によってはろれつが回らなくなったり、視界が二重に見えるなどの異常を来す場合もあります。脳梗塞の程度は様々ですが、こうした症状が当てはまる場合は早急に病院へ行くことをおすすめします。

【4-2.脳出血】

脳の血管の一部が破れ、出血してしまうのが脳出血です。脳梗塞と似ていますが症状は少々異なります。脳出血の場合は出血のパターンによって症状も後遺症として残る可能性がある症状もまちまちです。ですが脳出血は一律して激しい頭痛と嘔吐で発症するとされています。思いがけず急な嘔吐と激しいめまいがあった場合は脳出血を疑い、すぐに病院で受診することをおすすめします。また、本人だけでなくそういった症状の方が周囲にいた場合にもすぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

5.左の首から頭が痛む場合

頭というよりは首の痛みがある場合についてです。このケースも肩こりを併発した偏頭痛の場合もありますので、それ以外の可能性について一つずつ見ていきましょう。

【5-1.くも膜下出血】

脳の血管の一部がふくらみ、もろくなっている部分動脈瘤と呼びます。そしてこれが何らかの原因によって破裂してしまうと、その症状をくも膜下出血と呼ぶのです。これも先ほどの脳梗塞や脳出血と同じように突如前触れなく起こる症状です。痛みはよく「バットで殴られたような激しい痛み」とされ、激痛です。吐き気や嘔吐を伴う場合が多く、人によっては手足の麻痺や言語障害が起きる可能性もあります。痛みの中で意識を失ってしまう場合もあるので早急な病院での診察が必要になります。

【5-2.頸椎変形】

首には脳へとつながるあらゆる神経が集中しています。そして頭を支える頸椎も存在しています。先天的な理由や無理な姿勢、何らかの刺激によってその頸椎が変形してしまうことを頸椎変形と呼びます。頸椎がゆがんだり変形しているこの症状の場合、あらゆる神経を圧迫している可能性があります。その圧迫が頭痛として発症するケースもあるのです。この症状の場合、ちょっとした手のしびれなどを伴う場合もあります。

【5-3.あごの関節症】

あごの関節症で有名なのが顎関節症という病気です。顎は人間の関節の中でも最も多く働いている関節の一つです。そのため、壊れやすくもあります。顎の関節になんらかの異常かみ合わせの不良や、炎症など)が起きると顎関節症は起きます。そして虫歯になったときに頭痛がするように、奥歯や顎の神経から頭痛へと繋がります。この症状の特徴は顎を動かすと痛い、もしくは口が満足に開かないなどといったものが挙げられます。

 

6.左側の偏頭痛にはあらゆる可能性があります

このように、左側の頭痛と言っても偏頭痛ではない可能性がたくさんあります。一概に偏頭痛だと決めつけずに、症状によっては早めに病院で医師に相談するようにしましょう。

また、頭の他にも目や顎などといった顔の付近での不調も頭痛として症状が出やすいので、日々の体調チェックも気を付けるといいかもしれません。

原因が全く分からず何の頭痛なのかもはっきりしない場合は、頭痛が起きた時の状況を記録して医師に相談することをおすすめします。

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