偏頭痛とストレスの深い関係ーあらゆる不調を引き起こすストレスへの対処とは?

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あなたは、普段ストレスを感じていますか?知らず知らずのうちに、ストレスはたまっていき精神を蝕むだけでなく身体にも不調として現れる場合があります。もちろん、ストレスフリーで爽やかに日常を過ごせることはとても理想ですよね。しかし、「ストレス社会」とも言われる現代。ストレスなしで過ごすのはとても難しいことではないでしょうか。意識していても思わぬ外的要因によってストレスがたまっていることも。ストレスは偏頭痛をはじめ、あらゆる体調不良を引き起こす要因となります。ストレスというと精神的な負担を想像しがちですが、実はストレスの種類にもいろいろあるのです。

そこで今回はストレスと偏頭痛の関係についてご紹介していきます。急に頭が痛くなることが多い…などというご経験はありませんか?頭痛に悩まされている人は多いですが、その頭痛実はストレスが原因かもしれません。ただの疲れだと思って放置していると悪化してしまうこともあるのです。すぐに偏頭痛を完治させる、ということは難しいですが対処法や原因を知って予防、対策をとることはもちろん可能です。

今回はストレスのなかでも偏頭痛との関係に焦点を当て、ストレスの種類、偏頭痛を引き起こすメカニズム、そして対処法について徹底的に詳しくご紹介していきます。ストレス耐性には個人差があるため、ストレスの影響を受けやすいと感じている方は必見です。また、原因不明の慢性的な偏頭痛にお悩みの方も是非最後までご覧ください!この記事をご覧になることできっと頭痛のお悩みについての視界がひらけるはずです。

 

1.偏頭痛が起きるまで

明らかに原因の分かっている頭痛とは異なり、偏頭痛突如襲ってきます。そのため原因がわからないまま慢性的に、その症状に苦しんでいる方非常に多いのが特徴です。偏頭痛が起きるメカニズムは実は現代医学において一つに断定できていません。諸説ある中でも、特に現在有力とされているのがこれからご説明する以下の学説です。

【1-1.セロトニン説】

まず1つめはセロトニン説です。セロトニンとは、何らかのストレス反応もしくは身体への刺激を受けると放出される成分です。この学説による偏頭痛の発症メカニズムは以下の通りです。

  1. ストレスや何らかの刺激受ける
  2. セロトニン放出される
  3. セロトニンの効果により、血管が収縮する(偏頭痛の予兆)。
  4. セロトニンが徐々に代謝され、体外に排出されていく。
  5. セロトニンが減少することにより体内のセロトニン濃度が減少する。
  6. セロトニンの現象に伴い3.の症状が治まり、血管が拡張する。
  7. 6.が原因となり偏頭痛が起きる。

【1-2.三叉神経血管説】

続いて注目されているのは三叉神経に着目したメカニズムです。三叉神経とは、私たちの顔全体を覆っている大きな神経です。おでこから目を通って下顎までを広く覆っています。目や鼻・耳にも繋がっている神経のため、まぶしい光や大きな音、強い匂いなどよって刺激されることがあります。また、三叉神経は脳とも直結している神経です。この三叉神経から偏頭痛が発生するという学説もあり、発祥のメカニズムは以下の通りです。

  1. 何らかの原因で三叉神経が刺激される。
  2. 三叉神経の刺激が脳へと伝わる。
  3. 脳が自律神経を活発にし、血管が拡張する。
  4. 3.が原因となり偏頭痛が起きる。

 

2.ストレスの要因

「ストレスをためてはいけない」とよくいいますが、ストレスの原因は様々なものがあります。私たちが想像するような精神的な疲れだけではなく、あらゆるストレスが偏頭痛の原因となります。ここでは一体ストレスとはどのようなものを指すのか、分かりやすくご紹介していきたいと思います。

【2-1.精神的ストレス】

一般的にストレスと言われるのがこの精神的なストレスです。負の感情をかかえた時に、感じるものです。具体的には何らかの原因に対する「不安」や「悲しみ」「怒り」「驚き」などがこの精神的ストレスに区分されます。そのため、自分の思い通りにならなかったこと他人から心外なことを言われたなどと言った経験が負の感情を生み出し、ストレス要因となるのです。特にそういった出来事がなくても、漠然とした不安をかかえがちな方は非常に多くいます。そのような方は常にストレスにさらされている状況にあります。

【2-2.社会的ストレス】

自分だけでなく、周囲との関係の中で築かれていくストレスというのがこの社会的ストレスです。例えば職場で自分が求められている役割へのプレッシャーであったり、家庭での「親」という立場への不安であったり、というのがこの社会的ストレスです。その他にも出産や結婚などといったライフイベントでかかる精神的な負荷も、この社会的ストレスに分類されます。社会的ストレスは人とのかかわりや出世などの中で、自然と生まれてくるストレスでもあるので、なかなか消し去ることは難しいとされています。

【2-3.生物学的ストレス】

ここまで精神的なストレスについてご紹介してきましたが、ここからは肉体的なストレスについてです。体にかかる負担も、ストレスとして認知されます。生物学的ストレスとは、ウイルスや細菌によって体にかかる負担の事を指します。いくら免疫があっても、私たちの身体は外敵に侵食されると、ダメージを負います。その外敵とは風邪菌であることもあれば、インフルエンザ菌や食中毒の原因菌であることもあります。また、非常に多いのが花粉によるストレスです。花粉症にかかると免疫が花粉対策に奔走し、体が強くストレスを感じます。

【2-4.化学的ストレス】

続いては化学的な物質や成分によってもたらされる化学的ストレスです。化学的な物質や成分とは、身近な例で言うと煙草の煙が挙げられます。人口的に作られたものからの刺激に対するストレスが、この化学的ストレスに当てはまります。煙草の他には芳香剤の強い香りや、建築物の塗装の匂いアスベストなどといったものが挙げられます。もちろん全くストレスに感じない人もいれば、少し感じただけですぐに偏頭痛が起きてしまう人もいます。また、自分では全くストレスとは認知していなくても身体的には負担がかかり、ストレスになっている場合もあります。

【2-5.物理的ストレス】

物理的、つまり私たちの身体に直接的に働きかけてくるのが物理的ストレスです。具体的には耳に直接的に入ってくる音や、目に直接入ってくる光身体的な衝撃(怪我)などが代表的な例です。パソコンを日常的に使う方ブルーライトで知らず知らずのうちに目に負荷がかかり、それがストレスとなって偏頭痛を起こしている可能性もあります。また、近所で工事をしている音や振動がストレスとなって偏頭痛になってしまうなど、その時の状況やシーンに応じて受けるストレスも異なってきます。

3.ストレスが影響する体の機能

偏頭痛が発症するのはストレスの影響によって血管が開くことに由来しているとご説明しました。ですがストレスが引き起こすのは偏頭痛だけではありません。体と心が感じるストレスは、あらゆる体調不良のもととなります。実際に偏頭痛と他の不調が併発していると訴える患者さんも少なくないそうです。ここからはストレスを受けることで身体のどのような部位が、どう影響されるのかご説明していきます。

【3-1.自律神経系】

ストレスと大きく関わりがあるのが自律神経系です。自律神経とは、血圧や脈発、体温など自分では調節できないような体の機能を調節してくれる神経の事です。自律神経には交感神経と副交感神経の2つが存在し、それぞれが状況に応じて活発になりバランスを取り合っています。強いストレスがかかると、この自律神経のバランスが狂ってしまいます。自律神経のバランスが狂う夜眠れなくなってしまったり、急に動悸がしたり、うつ状態になってしまうことすらあるのです。

【3-2.免疫系】

免疫とはまさに体を守る存在です。ウイルスなどの外敵に対する抵抗力とも呼びます。免疫を司る成分は体内に多く存在し、排除するべき存在を見つけ次第活発に働きます。ですがこうした免疫は、ストレスに対処するのにも必要となります。つまり日常的に強いストレスを抱えていると、体内の免疫はストレスへの対処でいっぱいいっぱいになってしまうのです。これがどういうことかというと、いざ細菌やウイルスなどが侵入してきても戦う余力がなくなってしまうということです。ストレスを強く感じることは、免疫系の低下にもつながるのです。

【3-3.内分泌系】

内分泌系とはホルモンバランスなどのことを指します。特に女性の場合、ストレスがたまる肌荒れが気になることなどはないでしょうか。ストレスは正常なホルモンバランスを乱します。ホルモンバランスが乱れることによって、女性なら月経不順になることもあり、その結果吹き出物の原因にもなってしまうのです。ストレスの無い人はそういったホルモンバランスの乱れも比較的少ないので、肌荒れなども少ない傾向にあります。また、男性でもホルモンバランスが乱れると体調不良の原因になることがあります。

4.ストレス由来の偏頭痛対策

ストレスが原因となっている偏頭痛すぐに完治させるのは困難です。ですが予防や起きにくくすることは出来ます日常生活ちょっとした工夫で出来ることばかりですので、是非次のようなことを実践してみて下さいね。

【4-1.睡眠時間を整える】

偏頭痛睡眠不足、もしくは睡眠過多発生のリスクが上がる傾向にあります。睡眠脳を始めとする全身を休める時間でもあるので、規則正しくとることが必要です。また、眠る時間と起きる時間が毎日バラバラの人も注意が必要です。自律神経や体内の機能が整いにくくなるので、極力規則正しい生活を心がけましょう。

【4-2.食生活を整える】

食生活が乱れがちな人食べ物から見直すことがポイントです。一つは1日3食極力同じ時間に食べること。そして栄養成分に偏りがないように摂取することです。ちなみに偏頭痛を和らげてくれる成分としてビタミンが挙げられます。不足しがちな人はサプリメントでの摂取もいいでしょう。また、ワインやチーズ・ナッツなどに含まれる成分は偏頭痛を誘発するとされているので控えることをおすすめします。

【4-3.適度に運動をする】

現代人は慢性的な運動不足に陥っているとされています。実は運動不足は偏頭痛にとって大敵でもあるのです。運動をすることによって発生するメリットは以下の通り多くあります。

  • 血行が促進される
  • 気分が外に向く
  • 体力が付く
  • 免疫力が上がる
  • ストレスが解消される

このように適度な運動はより心身ともに健康になるのに大きく貢献してくれます。1日30分歩くだけでも違うので、ぜひ実践してみて下さい。

【4-4.寒暖差対策をする】

外気の温度差が原因となって偏頭痛が起きる人は日々の服装に気を付けましょう。暑い日にやけに厚着をしたり、寒い日薄着だと偏頭痛を助長してしまいます。基本的には日々天気予報をチェックし、翌日の気温に合わせた服を用意しましょう。特に1日の中でも温度差が大きい日に関しては、上着を脱ぎ着して体温調節をできるような格好にすることをおすすめします。寒いのが苦手な方カイロなどを有効活用するのもいいでしょう。

【4-5.ブルーライト対策をする】

眼精疲労や目に受けるストレスから偏頭痛を引き起こしてしまうケースもあります。そんな偏頭痛を最低限に抑えるため、ブルーライト対策をおすすめします。例えば、ブルーライト眼鏡を着用する、適宜画面から目を離すなどといった対策が有効です。仕事終わりに温かいアイマスク目のストレッチをして目を休めるだけでも、偏頭痛の発症頻度は大きく減ります。

【4-6.偏頭痛に効くツボ押しをする】

私たちの体には、偏頭痛の発症を和らげてくれるツボがあります。たとえば頭の頂上付近に位置するツボ耳のすぐ後ろのくぼみにあるツボなどです。手軽にやりたい方は手の平にもツボがいくつかあります。そういったツボを適宜気持ちいい程度に押すことで偏頭痛予防が出来ます。

 

5.偏頭痛になる前にストレス解消を心掛けるのがポイント!

偏頭痛はストレスが直接的な原因となって起きることは少ないですが、ストレスによって発生しやすくなってしまうという特徴があります。

そのため日々のストレスは極力溜め込まないようにし、体調も健康に維持することで偏頭痛も発症しにくくなります。

また、先ほどご紹介した対処法の中から自分は今どういった対処が必要なのか選んで、ぜひ実践してみて下さい。

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