天気で偏頭痛が起きるのは本当?天気と偏頭痛の関係を詳しく解説します

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みなさんは、天気が悪い日気圧の低い時に体調不良を感じたことがありませんか?実は体調や頭痛には天気など外的環境の変化が大きく関係しているのです。「低気圧だと頭痛がする」といったことも聞いたことがあるのではないでしょうか。日本には「偏頭痛持ち」とされる人が多くいますが、その中でも天気によって偏頭痛が発症するケースというのも珍しくありません。実際に気圧や天候によるストレスなど様々な理由が存在します。天候や時間帯など体調、頭痛との関係は人によって様々ですが、意識していると実は雨の日だけいつも頭痛がする、朝だけ頭が痛む、などといった規則性が見えてくるかもしれません。

そこで今回は、天気と偏頭痛についてお話していきます。一見関係がないように思われるかもしれませんが、自律神経の乱れだったり、季節の変わり目に疲れやすかったりと知らず知らずのうちにストレスとなることで頭痛につながっている場合が少なくありません。しかし天候が予測できるのであれば、自分の症状との関連も知り、天気と併せて対策をとることでその症状を緩和することも可能です。意識して服装や習慣を変えることで偏頭痛の痛みを少なくできたらとても楽になりますよね。

ここではそんな偏頭痛と天気の関係について詳しくご紹介します。心当たりのある方や、原因不明の偏頭痛にお悩みの方は必見です!最後までご覧ください。効果的なストレッチやツボ押しの方法などもお話しますので、ぜひ実践してくださいね。

 

1.偏頭痛とは

頭痛といってもあらゆる種類の頭痛があります。その中でも偏頭痛とは一体どんな頭痛なのか、ご紹介します。

【1-1.偏頭痛の特徴】

偏頭痛は、頭痛の中でも一次性頭痛と呼ばれる頭痛に分類されます。一次性頭痛とは原因のはっきりしない頭痛、もしくは病気や明らかな外傷などに由来しない頭痛を指します。ほとんどの頭痛もちの方は疾患を持っているわけではないのでこの一次性頭痛に分類されます。また、その中でも偏頭痛頭の一部が痛む頭痛です。さらに一回偏頭痛が起きると4時間以上は継続する厄介な頭痛でもあります。痛みは強弱があり、それが交互に脈打つようにズキズキと続くのが特徴です。

【1-2.偏頭痛は何故起きるのか】

原因のはっきりしない頭痛とはいえ、原因がないわけではありません。偏頭痛の原因はあらゆるところに潜んでいるのです。例えばストレスや寝不足、食生活の乱れなどといった生活習慣によっても偏頭痛は発症します。脳の偏頭痛を感知する機能はそれだけ敏感なのです。さらには大きな音、光、匂いなどによっても偏頭痛は発症します。これは脳に痛みの信号を送る器官が五感をつかさどる顔全体にも張り巡らされていることによります。このように、あらゆるストレス反応によって偏頭痛は発症してしまうのです。もちろんこれからご紹介する天気の変動によっても偏頭痛は起きるケースがあります。

【1-3.天気で発症するその他の症状】

今回ご説明するのは天気と偏頭痛の関係についてですが、実は天気の変化で起きるのは偏頭痛だけではありません。例えば人によっては関節痛が起きる場合もあります。その他にも、雨が降る日にぜんそくが悪化する方うつの症状が悪化する方がいるというのも事実です。このように単なる天気の変化と言えど、私たちにとっては大きく体調に関わるのです。特に気温や気圧に対する感覚が敏感な人ほど、天気の変化が体調にあらわれやすい傾向にあります。

 

2.天気と偏頭痛

それではここから天候と偏頭痛の関係について見ていきましょう。偏頭痛が起きるときに限って「」といったような条件がある方は、ご自身の場合に当てはまる章をご覧ください。

【2-1.雨や曇りの日の偏頭痛】

雨や曇りの日に偏頭痛が発症してしまう方は少なくありません。ちなみにこうしたタイプの偏頭痛は特に女性に多いとされています。天気が下り坂の際に起きる偏頭痛の原因は、ずばり「気圧」と「湿度」と言われています。ここでは湿度に関して取り上げ、気圧に関しては後程詳しくご説明していきます。偏頭痛の直接的な原因はあらゆるストレス反応にあります。それにより、自律神経と呼ばれる体内の調節をする神経が乱れ、偏頭痛を引き起こすのです。もうお分かりかもしれませんが、湿度が高いムシムシとして不快な気持ちになりますよね。それが知らず知らずのうちにストレス反応になっていることが多いとされています。当然湿度に対する不快感のみ偏頭痛を起こす訳ではありませんが、そういったストレスが偏頭痛を起こす引き金の一つとなっているのです。

【2-2.朝や夕方の偏頭痛】

偏頭痛が起きる条件の特徴として、朝や夕方~夜にかけてという時間帯が多い傾向にあります。「雨の日の朝、偏頭痛がして起きられない」「一日中雨だったが夜だけ偏頭痛が起きる」このように、「天気時間帯」という条件で偏頭痛が発症する方も多くいます。この場合は天気が関係ないのかというとそうではありません。実は朝と夕方以降は、自律神経が動く時間帯なのです。自律神経には交感神経副交感神経という2種類があり、それぞれがバランスを保って動いています。これらが入れ替わる時間帯がまさに朝・夕方以降なのです。入れ替わるということは「乱れやすい」という意味でもあります。つまり日中は問題なく活動できても、自律神経が乱れやすい時間になるとモロに天気の影響を受けてしまう、という場合もあるのです。

【2-3.季節の変わり目、天気の変動による偏頭痛】

気温や湿度が激しく変わる天気の日や、季節の変わり目に偏頭痛が頻発する方もいます。特に雨と晴れが不安定になる梅雨時や、台風の多い秋口には偏頭痛の患者さんが急増するというデータもあります。これは一体なぜなのでしょうか。その原因は「気圧差気温差」です。気圧については後程触れるので、温度差についてご説明していきます。気温の上下があると、体はそれに対応しなくてはなりません。この時、自律神経の一つである「交感神経」が活発になることで体温調節を行います。ですがあまりに気温差が激しかったりアップダウンが長く続く交感神経が活動し続けなくてはいけなくなります。交感神経が長期にわたり活発になることによって、体は疲れやすく、ストレスもたまりやすくなります。これにより偏頭痛が引き起こされるということもあるのです。

【2-4.天気由来の偏頭痛対策】

天気によって引き起こされる偏頭痛を防ぐためには、「湿度」「気温差に対する対策が必要です。つまり極力体を天気の変化によって振り回さないこと、が重要です。そのためには天気予報を日々チェックし、寒暖差に対応できる服装を心がけるだけでもかなり違います。アウターで温かさを調節できるような服装普段から心がける習慣をつけるのもおすすめです。また、乾燥や湿気といった湿度の変化についてはエアコンや加湿器を使って調節するなどといった工夫があれば問題ないでしょう。

3.気圧と偏頭痛

続いて気圧と偏頭痛の関係についてご紹介します。天気が変わると気圧の変動も付き物です。気圧の変化がどのように偏頭痛に繋がるのか、またその対策はどのようにすればよいのかご紹介していきます。

【3-1.低気圧の偏頭痛】

気圧が低くなる時、偏頭痛が起きてしまう人は多くいます。私たちの体は常に気圧という圧に一定の力をかけられています。普段その圧を感じることはありませんが、知らない内に気圧によって血管や細胞は圧迫されているのです。気圧が低くなるという事はその圧が減るということです。つまり押し付ける力が少なくなるということ、そのため通常よりも血管を始めとする組織が膨張します。富士山の上にポテトチップスを持っていくと袋がパンパンになるのと同じ原理です。このように低気圧になると私たちの血管は拡張し、それが結果的に偏頭痛へとつながるのです。また、気圧の変化を耳が敏感に感じ取り、それをストレス反応として脳が受け取ることで偏頭痛に繋がるタイプの人もいます。

【3-2.高気圧の偏頭痛】

では高気圧の場合はどうでしょうか。高気圧の時には低気圧とは反対に、頭を押し付ける圧が強まります。そのため血管は収縮することになります。偏頭痛が起きるのは血管が拡張する時のみですので、高気圧で頭痛を感じる人は偏頭痛でなく「緊張型頭痛」という種類の頭痛である可能性があります。もしくは高気圧に反応して出る偏頭痛ではなく、気圧の大きな変動によって出たストレス反応が偏頭痛に繋がっている可能性もあります。特に台風一過などは気圧が急激に上昇するので偏頭痛を発症する方も少なくありません。気圧の変化に敏感な方内耳の感覚が非常に敏感な可能性があります。

 

4.内耳が敏感な人のための対策

内耳とは気圧の変化を察知する、耳の奥にある器官です。その内耳の感覚が敏感で、必要以上に気圧の変動に振り回されてしまう方もいます。そんな人におすすめのストレッチをご紹介します。

【4-1.耳のむくみを取る運動】

耳がむくんでいると、血行が悪くなり通常以上に頭痛が起きやすくなってしまいます。内耳の感覚が敏感な人は特に、次のような手順で耳のむくみを解消することをおすすめします。

  1. 両耳の上部を上にひっぱり3秒キープ
  2. 両耳の淵(中央)を顔の外側に向かってひっぱり3秒キープ
  3. 両耳たぶを下にひっぱり3秒キープ

たったこれだけでも耳周辺の血行が良くなり、頭痛の発症率が下がるというデータがあります。自宅や隙間時間でも簡単にできてしまうので、是非空いた時間で実践してみてください。

【4-2.自律神経を整えるツボ押し】

翳風(えいふう)というツボがあります。このツボは自律神経をととのえるほか、内耳の機能を高めてくれるという働きがあります。偏頭痛だけでなくめまいに悩んでいる方などにもおすすめです。手順は以下の通りです。

  1. 耳たぶのすぐ後ろがくぼんでいることを確認する(そのくぼみが翳風です)
  2. 両耳の翳風人差し指で押して刺激する
  3. 2.を10回ほど繰り返す

押す時のポイントは急に強く押しすぎないことです。徐々に力を強めていくことが重要です。慣れてきたら回数を50回ほどにしてもよいでしょう。

5.天気と偏頭痛は無関係の場合も?

ここまで天気と偏頭痛の関係についてご紹介してきましたが、実は天気の変化で偏頭痛が起きていると感じている方もそうでない場合があります。最後に、天気と偏頭痛が実は直接的に関係していないケースについてご紹介します。

【5-1.他のストレス要因がある可能性】

偏頭痛の発症に偏頭痛が関係しているケースはもちろんありますが、多くはそれだけが原因ではありません。例えば体が疲れていたり、そのほかのストレスがある場合などです。一概に天気のせいだと決めつけずに、偏頭痛が起きたら日常生活を見直すことも必要です。

【5-2.思い込みの可能性】

なんとなく自分の偏頭痛が天気のせいだと思い込んでいる人も少なくないのだそうです。例えばそういった方の場合、雨の日に起きる偏頭痛を強く記憶して、その他の日におきた頭痛を気に留めていないケースが多いと言います。つまり自分で天気のせいだと思い込んでいるだけなのです。偏頭痛の原因にはあらゆるものがあるので、決めつけてかからずに客観的な判断が必要です。

【5-3.天気と偏頭痛の関係性を見極めるには】

とはいえ偏頭痛をいったん天気のせいだと思い込んでしまうと中々それ以外の理由は見当たらないものです。そういった場合におすすめなのが頭痛ダイアリーを付けるということです。ネットでも買えますし、病院でももらえます。ご自身の頭痛のあった日時、状況などを細かく記録することでその傾向値から原因を探ることができるという日記です。女性の場合は月経の記録も並行してつけておくことによって偏頭痛との関連性がよく分かります。

 

6.偏頭痛と天気の関係を理解して予測対処をしよう!

天気と偏頭痛は意外にもかなり深い関係にあることがわかりました。

天気によって体調を左右されてはたまったものではありませんが、気温差の対策などを行うことによってある程度抑えることも出来なくはありません。また、偏頭痛が起きたら天気以外の原因を探るのも非常に重要です。

体が疲れている時などには天気の変化が偏頭痛を起こす最後の一押しにもなりかねませんので、普段から生活習慣は乱さないように心がけることもおすすめします。

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